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下半身不随の保護猫 元気すぎるかけっこに爆笑する人が米国で続出「スピード狂ね」
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農場でほかの動物に踏まれ、動けなくなっていた生後2か月ほどの子猫。保護団体に救出されましたが、一時は「手のつけようがない」と宣告されました。しかし、今では車いすを使いこなし、ほかの猫よりも元気いっぱいに駆け回る姿が人々の爆笑を誘っています。
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大型動物に踏まれ脊髄を損傷 適切なケアを受けたちまち元気に
米オハイオ州の非営利動物保護団体「フォスター・ベイビー・キャッツ」では、子猫の保護と里親の募集、そして野良猫の避妊・去勢手術などを行っています。そんな同団体のアイドルは、下半身不随の猫「メリダ」です。
米・猫専門サイト「ラブ・イズ・キャッツ」は、保護から約1年後メリダについて特集しています。それによると、メリダは2021年7月、農場で動けなくなっているところを発見されました。メリダは当時生後2か月ほどとみられ、牧場の大型動物に踏まれたのか後ろ足には傷があり、脊髄を損傷しているようでした。
同団体の創設者であるジリアンさんは、すぐにメリダを動物病院に連れて行きましたが、「手のつけようがない」と殺処分をするようにすすめられたそう。すると、メリダのことを知った新生児専門のジャッキー・ホールズワース獣医師からジリアンさんのもとへ連絡が入りました。そして自身もさまざまな障害を持つ猫を何匹も飼っているホールズワース獣医師は、メリダをケアするための方法をジリアンさんに教えました。
ホールズワース獣医師の尽力もあり、メリダの体調はみるみると回復。下半身の麻痺を治すことは叶いませんでしたが、メリダは元来の負けず嫌いな性格もあってか、障害があることを感じさせないほど元気いっぱいにほかの猫たちと一緒に走り回るようになったのです。
車いすに乗って駆け回るメリダ 幸せそうな姿にほっこり
おてんばぶりは人一倍のメリダ。ボールを投げれば、ほかの猫もたじろいでしまうほどの勢いでおしりをぶつけながら階段を滑り降りていったり、専用の車いすに乗って誰よりも素早く駆け回ったりしています。
最近では「天国と地獄」のアレンジ曲にのせて、メリダが爆走するTikTok動画は大きな話題になり、なんと6.5万件以上の“いいね”が集まりました。コメント欄には「思ってもみなかった動き(笑)」「彼女はスピード狂ね!」「車輪が完全に地面に接地していないことに爆笑」など、笑顔があふれました。
かわいい首輪やパンツなど、メリダはいつもおしゃれ。そんなところからもスタッフさんたちの深い愛情が垣間見えます。これからも元気いっぱいに部屋中を駆け回ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)