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口をテープでふさがれ灼熱の車内に放置された犬 7か月後の姿に米国で感動の声 「アメージング」
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外気温45度――灼熱の車の中に置いてけぼりにされた犬の行く末が、米国で注目を集めています。当時生後3か月のシベリアンハスキーが新たな家族のもとへ引き取られ、半年が経ちました。新生活を満喫する幸せいっぱいな姿を、保護団体が報告しています。
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警察に保護され保護団体へ 翌月には新たな家族が
シベリアンハスキーの「ダッチェス」は、生後3か月だった昨年7月、立体駐車場の最上階に停められた車の中から発見されました。米雑誌「ピープル」によると、その日は外気温が45度に上るほどの真夏日。そんななか、ダッチェスは絶縁テープで口をふさがれた状態で取り残されていたのです。
場所は、ギャンブルのメッカである米ラスベガス。ダッチェスが灼熱の車内に閉じ込められている間、飼い主はカジノに興じていました。現場に駆け付けたラスベガス市警によって車のサンルーフから救出されたダッチェスですが、それまで2時間以上も、食べ物も水もエアコンもない状態で放置されていたそうです。飼い主はその後、起訴されました。
ダッチェスは、米ネバダ州の動物保護団体「ザ・アニマル・ファウンデーション」に保護され、その翌月には愛情深い新しい家族に引き取られたそう。同団体はそれから半年後、ダッチェスが幸せいっぱいに暮らしていることを公式インスタグラムで報告しています。
投稿には3700件近い“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「アメージング!!! 彼女(ダッチェス)を救った警官に感謝し、お世話をした動物財団に感謝します!!!」「この事件、覚えているよ。このニュースを聞いたとき、すごく腹が立った。発見した人に感謝。今、彼女はとても幸せそうだ」「より良い家族に恵まれたことをとてもうれしく思います」など、ダッチェスの幸せを喜ぶ声が殺到しています。
投稿には、ダッチェスが子ども用ベッドに飛び込む姿や、先住猫や犬たちとも仲良く過ごす写真も。そして「彼女はかなりの旅行好きで、ネバダ州やカリフォルニア州、アリゾナ州を旅し、雪遊びも欠かさない。いい人生ですね」と締められています。
(Hint-Pot編集部)