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雨の日の運転は「泥はね」に注意 時速によってどれくらい違う? 自動車学校が検証 「思っていたよりも…」
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雨の日に注意したいのが、車道と歩道が近い場所での車の泥はね。歩行者にとって、いきなりやってきた車に水たまりの泥水を浴びせられると困りますよね。車を運転するときにも気をつけたいところです。栃木県那須烏山市にある烏山自動車学校の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)が「雨の日に気をつけたい“泥はね運転”」の実験動画を公開し、注目を集めています。
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雨の日に気をつけたい“泥はね運転” 理想は時速10キロ走行
実験動画はカメラを定位置にセットした状態から始まります。自動車学校内にある車道にできた水たまりを、時速を変えて車が走り抜けていきます。まずは時速10キロで車が水たまりを通り過ぎますが、ほとんど泥はねは起きません。続いて、時速20キロでは少し水しぶきが上がっています。
時速30キロでは泥はねが車の窓の高さ近くまで達しています。時速40キロでは人の胸あたりにかかりそうな高さに。時速50キロでは、さらに泥水の勢いも増していて、歩行者にかかれば全身びしょ濡れになるかもしれません。
時速10キロから時速50キロまでを実験した今回の動画には、3400件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「まさに先日やられました……」「大型のトラックに腰下ぐらいまでびしょ濡れにされたときは、どうしようもないがっかり感がすごかったです」「小学生のとき、通学路でいつも水かけられていました」「窓半分開けて走ってたら対向車の大型にがっつりかけられました」「それがあるから、自身が車のときはいっそう気を使う」など、実際に泥はねの被害に遭った体験談があふれていました。
その一方で、「思っていたよりも低い速度で泥はねが起きていますね。もっと速度を落とさないといけないと思いました」「気にはなっていたけど30キロからこんな感じだったのか……ありがとうございます、気をつけるようにしよう」「気をつけて減速をしていましたが、不十分だったとわかりました。20キロくらいには落とさないとダメですね」といった、ドライバーとして気づかされた人も。
今回の実験動画では、低い速度でも思っていた以上に歩行者にとって迷惑な泥はねが起きていることがわかりました。道路交通法第71条1号では「ぬかるみ又は水たまりを通行するときは泥除け器をつけ、または徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること」とされており、場合によっては交通法違反に該当します。車を運転する人、一人ひとりの意識が大事ですね。
(Hint-Pot編集部)