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守っている? 高速道路の「走行車線」と「追い越し車線」 連休中は要注意

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

高速道路での走行ルールを再確認!(写真はイメージ)【写真:写真AC】
高速道路での走行ルールを再確認!(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 休日や連休に車で遠出をする際、高速道路を利用する人も多いでしょう。普段あまり長距離運転をしないドライバーにとって、高速道路には不安の種が多いかもしれません。料金所や合流、分岐点、トンネルなどポイントは多々ありますが、特に気をつけたいのは走行時の追い越しです。烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)は、混雑している高速道路での追い越し“あるある”に注意を促しています。

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意外に多い…高速道路の「追い越し車線」を走り続ける車

 運転の知識やヒヤリハットなどを再現映像で伝え、ドライバーの共感を集めている烏山自動車学校の公式ツイッターアカウント。今回はホワイトボードに描かれた図で大きな反響を呼んでいます。

「連休の高速道路あるある」というメッセージとともに公開された2つの図には、それぞれ片側二車線の道路が描かれています。左側の図は車の台数が四角の印で示されたもので、車線境界線の左側車線は車間距離たっぷりの少ない台数、右側車線は渋滞してギチギチです。

 さらに右側の図は、同じ道路に文字が記されています。車線境界線の左側車線は「走行するところ」、右側車線は「追い越しなど」です。ちなみに前者は赤文字で強調されています。

 片側二車線以上の高速道路では、右側車線が「追い越し車線」、左側車線が「走行車線」という基本ルールがあります。この投稿が伝えているのは、連休で車が増えるとそのルールが破られがちになってしまうということ。投稿には「追い越しが終わったら左側に戻りましょう」というメッセージも添えられています。

 道路交通法第20条第1項では「車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて1番目の車両通行帯を通行しなければならない」と規定されています。このため一般道も高速道路も、片側二車線なら左側車線を走行しなければなりません。しかし、このルールを忘れてしまうのか、それとも軽視しているのか、追い越し後も「追い越し車線」を走行し続けるドライバーは少なくないようです。

 この投稿は約5000件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「休みの日にはよく見かけますね」「普段の休日“あるある”……元の車線に戻れそうな見込みがない場合は無理に追い越さない判断も必要」「意外にずっと『追い越し車線』を走る車は多いかもしれませんね」といった声が寄せられています。

 細かな規則を破り続けると、いつか大きな事故につながる可能性もあります。基本的な走行ルールを再度確認し、2023年も安全運転を心がけましょう。

(Hint-Pot編集部)