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超大型犬の体長は約1メートル83センチ ビッグすぎると英国で話題「ライオンか」
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「ライオンと間違えられる」という驚くほどの巨体を持つ犬が、海外で話題を集めています。体長はなんと約1メートル83センチ。通りを歩いていると、人々が逃げていくというほどビッグなわんちゃんについて、英メディアが特集しています。
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友人からビッグな子犬を引き取ることに
英ロンドン在住のジャマール・ミアさんは、2年前に友人からセントラル・アジア・シェパード・ドッグの「ケンゾー」を譲ってもらいました。英紙「ザ・サン」電子版によると、譲渡理由は犬が大きすぎたため。あまりのサイズで手に余ったことから、ミア家に里子に出したそうです。
一般社団法人ジャパン・ケネル・クラブのウェブサイトによると、セントラル・アジア・シェパード・ドッグは中央アジア原産の牧羊犬で、体高はオスで65センチ以上、メスで60センチ以上になります。穏やかな性格ですが、防衛本能を持ち、オスはとくに力が強いのが特徴です。
ミアさんが初めて会ったとき、ケンゾーはまだ子犬でしたが、あまりの大きさにびっくり。「オーマイゴッドと声が出てしまいました」と振り返っています。
現在3歳のケンゾーは、後ろ足で立った際の体長が約1メートル83センチ、体重85キロという衝撃的な巨体に。ビリヤード台に足をかけた写真では、飼い主の顔よりも圧倒的に大きな顔をアピール。ミアさんの手とケンゾーの前足は、ほとんど同じサイズです。
「みんな質問してくるんですよ。『この犬はなんですか』と。あるいは『あれはなんだ』『ポニーか』『ライオンか』と聞かれたこともあります」とミアさん。ケンゾーを見かけた通行人は衝撃のあまり、道を挟んだ向こうの歩道に向かうのだとか。ミアさんの娘たちも、最初は怖がっていましたが、何回か散歩をするうちにすっかり慣れてきたそう。今ではケンゾーが娘たちのボディガードを務めているようです。
また、その巨体を維持するためにはたくさんのお金もかかります。食欲旺盛なケンゾーの食費はとてつもないようで、生肉を1日に約2.3キロ食べることから、食費は1年で約20万円。訓練代や食費などで、すでに1万ポンド(163万円)もかかっているそうです。
それでもミアさんは、ケンゾーに惜しみなく愛情を注ぎます。「彼には優しいファミリー犬になってもらいたかった。彼のような大型犬に対する偏見を打ち破りたい。犬や顔見知りの人々にはすごく友好的なんです。最高の絆ができましたよ」と語っています。
(Hint-Pot編集部)