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62匹のペット捜索に尽力した柴犬ミックス 功績を称える地元住民の粋な計らいが米国で話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

地元住民がヒーロー犬の医療費を負担(写真はイメージ)【写真:写真AC】
地元住民がヒーロー犬の医療費を負担(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 米カリフォルニア州で、地元のヒーローとして親しまれる1匹のミックス犬。まるで探偵のように、行方不明になった62匹のペット捜索に成功してきました。その功績を称え、地元住民たちが医療費を肩代わりするという粋な計らいが話題を呼んでいます。

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ヒーロー犬のピンチに、地元住民が立ち上がる

 米カリフォルニア州で“ペット探しの名探偵”として活躍しているのは、柴犬のミックスで10歳の「プラト」です。「62匹の行方不明のペットの居場所を無料で特定したカリフォルニアのヒーロー犬に地元のコミュニティが医療費を負担する」というタイトルで特集したのは米誌「ピープル」でした。

 記事では「優しい心と圧倒的な探索スキルで地元から愛されています」と、プラトの愛されぶりに加えて、サンロレンゾバレー地区で62匹の行方不明になったペットの捜索に尽力する実力について紹介しています。

 10年前にプラトの里親となった飼い主のミカエル・フラディンさんは「彼はいつだってとても愛情深いし、愛される犬なんですよ」と話しています。卓越した捜索能力は生まれつきの才能で、フラディンさんとのかくれんぼで磨きをかけたそう。

 プラトが探偵として活躍し始めたのは、フラディンさんが、SNSで行方不明になったペットのヨークシャーテリア捜索を呼びかける投稿に目を留めたことがきっかけでした。

「かくれんぼでもいつもご褒美をもらっていました。ヨークシャーテリアの発見に成功したときもご褒美をもらっていたよ」

 合計62匹ものペット捜索を成功してきた実績から、地元で絶大な人気を誇るプラト。しかし、そんな彼に試練がやってきます。病院でうっ血性心不全と診断され、医療費が必要になってしまったのです。

 そこで、地元住民はプラトの治療費を捻出するために基金を設立しました。「サンロレンゾバレーは住民の絆が固いんです。みんなお互いを助け合います。プラトの捜索も地元貢献の1つの方法です。人々が認識してくれているのが嬉しい」とフラディンさん。地元住民の粋な計らいのおかげで、プラトは健康を取り戻したそうです。

(Hint-Pot編集部)