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自宅から突然姿を消した犬 6年後に約720キロ離れた場所で発見 マイクロチップが生んだ奇跡に「信じられない」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

行方不明になった犬と同種のピットブルテリア(写真はイメージ)【写真:写真AC】
行方不明になった犬と同種のピットブルテリア(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日本で2022年6月に義務化された、販売される犬や猫のマイクロチップ装着。「ペット先進国」と呼ばれる米国では、1980年代後半に小型動物用のマイクロチップが開発されて以降広く普及し、たびたび奇跡を呼んでいます。現在、話題を集めているのは、ジョージア州に住んでいる1匹のピットブル。失踪から6年後、なんと自宅から450マイル(約720キロメートル)離れた場所で発見されました。

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自宅敷地内から突然の失踪

 ジョージア州アトランタ近郊在住のタラ・ヒリスさん。その愛犬でアメリカンピットブルテリアの「チーフ」は、1歳だった6年前に自宅敷地内から逃げ出しました。ヒリスさんは、年月が経つにつれて見つかる望みが薄れていたと地元テレビ局「WSAZ-TV」に語っています。

「正直なところ、もう二度と会えないと思っていました。当初は、誰かが繁殖のために連れていったのかと思っていました。どんなに時間が経っても、寂しさは消えず募るばかりです」

 しかし、今年になって突然、チーフの居場所が判明しました。それは、なんとアトランタから車で約720キロ離れたウエストバージニア州。同地ウェイン郡のイースト・リン湖周辺でさまよっていたところを、通行人に発見されたのです。

 チーフはハンティントン地区米国陸軍工兵隊のレンジャーに一度保護されたものの、逃走してしまいました。その後、キャベル郡にあるハンティントン・キャベル・ウェイン動物管理シェルターで再度保護。そこでマイクロチップをスキャンされ、飼い主がヒリスさんであるとわかりました。

 連絡を受けたヒリスさんは「信じられないし、あり得ない! あの日の話をするたびに体が震えてきます」と語っています。そして、シェルターの行動専門家であるレイチェル・ブーンさんは「愛犬があんなに長い間、行方不明になっていたと思うと涙が出てきます」と、チーフの飼い主であるヒリスさんを思いやりました。

 シェルターでは現在、チーフとヒリスさんを再会させるための方法を考えているそうです。早く実現するといいですね。

(Hint-Pot編集部)