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火災を知らせた天才犬 消防署からメダルとヘルメットを授与され米国で話題に
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動物は危険察知能力が優れていると言われています。動物が危険をいち早くキャッチし、人間を救ったという話は後を絶ちません。実際に米国カリフォルニア州で、深夜の火災に気づいた愛犬が飼い主を起こして近隣住民を救ったニュースが米国で話題になっています。
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2歳の大型犬がRV車から燃え移った近隣住民の救出に一役買う
現地時間4月28日午前3時頃、米カリフォルニア州クローヴィスの住宅地でした火災が発生。クローヴィス消防署の消防士によると、火災は駐車されていたRV車から発生し、すぐ近くの住宅二棟の外壁に燃え広がったといいます。
この火事の通報者であるチャド・マッコラムさんは、このとき就寝中でした。すると、裏庭にいた2歳のラブラドゥードルとダルメシアンのミックスである愛犬「チャーリー」はいち早く火災に気がつき、マッコラムさんを起こそうと吠え続けたそう。
チャーリーの鳴き声で異変に気づいたマッコラムさんが裏庭へ様子を見に行くと、上空に煙が上がり、空がオレンジ色に光っているのが庭の隅から見えたといいます。
火災に気づいたマッコラムさんはすぐに消防署に通報。さらに火が燃え移った近所の家の人を起こし、彼らが無事であることを確認しました。
チャーリーが助けた隣人のひとり、ドナルド・サーペさんは「おかげで多くの人が助かりました。チャーリーが吠えなかったら、両方の家が燃やされていたかもしれません」と語っています。
消防署はその後、チャーリーの英雄的行為を称え、専用のメダルと消防士のヘルメットを授与しました。メダルは近隣住民の手によってチャーリーの首にかけられたそう。これを受けてマッコラムさんは、「私たちの愛犬がたった一度の行動で、近隣の住民を助けることができたのは本当に素晴らしいことです」と喜んでいます。
(Hint-Pot編集部)