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警察官が保護した野良ウサギ 愛されキャラとしてウェルネス向上に貢献 米国で話題
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動物は、疲れた心をほっと癒やしてくれる存在です。米国では、警察官に保護された野良ウサギが“警察ウサギ”に就任し、署員たちのウェルネス向上に貢献したことが話題になっています。“出勤”すると自由に署内を歩き回り、署員たちに癒やしを与えているそうです。
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里親に名乗り出た署員と一緒に“出勤”
昨年10月、米カリフォルニア州ユバで保護されたウサギの「パーシー」。チャームポイントは茶色と白の被毛とつぶらな瞳です。米誌「ピープル」が報じたところによると、パーシーは、パトロールをしていた警官のアシュリー・カーソンさんに発見されたそう。
「車の扉を開けると、パーシーは飛び込んできました」と、カーソンさんの同僚のミシェル・ブラジルさんは出会いの瞬間を振り返ります。
カーソンさんは勤務シフト終わりの翌朝、飼い主の登場を願いながら動物管理局にパーシーの保護を報告し、そして同署内にもパーシーの写真を共有。しかし、飼い主が現れることはありませんでした。すると、パーシーの写真を目にした分析係のチェルシー・マクレディさんが、「自分が里親になる」と名乗り出たそうです。
里親となったマクレディさんは、毎回パーシーを連れて出勤しているそうです。そして、パーシーは署内に癒やしをもたらす「ウェルネスアニマル」に認定され、「ポリスB9(警察ウサギ)」と刻まれた特注のベストも与えられました。署内を自由に闊歩するパーシーは、警官たちに精神的な潤いを与えているそうです。
「パーシーは、メンタル的に必要なオフの部分を与えてくれる存在です。私たちを再び元気にしてくれます。そのおかげで、自然と気分が良くなるんです」とブラジルさん。署内でパーシーの姿を見つけると、「あら、ウサちゃん」とテンションも上がるそうです。
また、記事によるとマクレディさんのオフィスには、パーシー用のケージやトンネル、ごはん、おもちゃも用意されているとのこと。野良ウサギから前代未聞の“警察ウサギ”に転身したパーシー。これからも、同署のウェルネスプログラムの中心として活躍してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)