一般的に、わんちゃんは散歩が大好きです。散歩に行きたくて自分でリードを持ってきたり、玄関で飼い主さんを待ったりする姿を見るとほっこりしますよね。今回ご紹介するのは、自ら「散歩に行きたい」とアピールしたにもかかわらず、玄関で動かなくなってしまった1匹のわんちゃん。ツイッター上で10万件以上の“いいね”を集めた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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人間が大好きでマイペースなポメラニアンのちくわくん

　ポメラニアンで2歳の男の子「ちくわ」くん。素敵なお名前は、かわいい響きが決め手になり授けられました。人間が大好きなちくわくんですが、実は内弁慶でちょっぴりビビりな一面もあります。わんちゃんが苦手で、どんなに小さい子が相手でも逃げ出してしまうそうです。

　飼い主さんは当初、パグをお迎えしたいと思っていたそう。しかし、偶然ちくわくんと出会い、小さな白い毛玉のような姿にひとめ惚れしてお迎えを決めました。

　愛情いっぱいに育てられたちくわくんには、ちょっぴりマイペースなところも？　この日、いつものように飼い主さんを見上げて、「お散歩に行こう」とでも言うように吠えたちくわくん。そこで、飼い主さんが玄関のドアを開けて待っていると、ちくわくんは玄関前に座り込んでくつろぎ始めてしまいました。

　飼い主さんはその姿を撮影し、「散歩に行きたいって言い出したのはこのいぬなんです……」とのメッセージを添えてツイッターに投稿しました。すると、10.3万件もの“いいね”が集まる大反響に。

　リプライ（返信）には「え、大福落ちてる……」「おまんじゅうみたいなフォルムがかわいいです」「これは雪見だいふくですか？」「あれやん、お紅茶のポット保温するやつ」など、ちくわくんの姿からさまざまなものを連想する声が寄せられました。

重い腰を上げてお散歩スタート！　のんびりマイペースで満喫

　散歩に行く気満々ではしゃいでいたと思ったら、急にテンションが下がったように固まってしまったちくわくん。飼い主さんは思わず、心の中でツッコんでしまったそうです。

「たぶん、散歩“拒否”というより、本人的にはリードをつけてもらうのを待っている感じだと思うのですが……。表情にやる気がなさすぎて『面倒くさいんかよ！』ってなりました」

　このあと、リードをつけてもらったちくわくんは「『ほな行こか……』といった感じで立ち上がり、ようやく散歩に出かけました」とのこと。

「お恥ずかしながらしつけができていないので、どれだけ面倒くさそうにしたあとでも、歩き始めると基本的に飼い主の前を歩きます。1か所で15分くらい止まって景色を満喫したり、すれ違うおじいちゃんやおばあちゃんの後ろにまわり込んであとをつけようとしたり、のびのびとしています」

　ところどころ休憩を挟みながら、自分なりのペースで散歩を満喫するちくわくん。ちょっと面倒そうな顔をしたのは、ツンデレなだけかもしれません。散歩が気持ち良い季節。飼い主さんとたくさん散歩を楽しんでくださいね。

○取材協力：ちくわ（白ポメラニアン）（@chikuwa78107742）さん

（Hint-Pot編集部）