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日本の伝統アイテム活用術を警視庁が紹介 熱中症対策やけがの応急処置にも
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普段、手ぬぐいを持ち歩いていますか? コンパクトにたためて手軽に持ち歩くことができ、吸水性に優れていて乾きやすい手ぬぐいは、実はとても優れたアイテムです。警視庁警備災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)は、そのおすすめ活用術を紹介。それを見たフォロワーからも、さまざまな使い方のアイデアが寄せられています。
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「『いざ』のためにカバンの中に備えてみては」
日本で古くから使われている手ぬぐい。時代に合わせて、その使用方法は変化してきました。現代では、タオルやハンカチのように使ったり、折り方を工夫してペットボトルホルダーやブックカバーに使用したりと、さまざまな用途があります。
そんな手ぬぐいを持ち歩いているという、警視庁警備災害対策課の公式ツイッター担当者。イラスト入りで、夏場やけがをしたときの使い方を紹介しています。
たとえば、「夏場は水で濡らして首に巻けば熱中症対策として有効」とのこと。手ぬぐいは乾きやすく通気性が良いため、水分が蒸発する際に生じる気化熱で冷却効果が得られるという特徴をいかした方法です。
また、「けがをしたときには、包帯や傷口の止血として活用できます」。手ぬぐいは長方形で結びやすく、切りっぱなしになっていて裂くことで大きさを調節できるため、確かに使いやすそうです。
同アカウントは、「災害は季節や場所を問いません。さまざまな使い道がある手ぬぐいを『いざ』のためにカバンの中に備えてみてはいかがでしょうか? 安心です!」と提案しています。
リプライにも便利なアイデアがたくさん!
この提案は反響を呼び、3000件以上の“いいね”が集まっています。また、リプライ(返信)には紹介された使い方以外のさまざまなアイデアが寄せられています。
「靴紐が切れたときに、裂いてよって靴紐の代用品に。真夏の屋外作業中に長靴内が蒸れてつらいとき、裂いて足の指の間に挟むと指の間の汗を吸ってくれて快適」
「けがをしたとき。たとえば災害時、切ったときにぐるぐる巻く。ホコリ除けのマスク代わり。頭にかぶってもホコリ除けに」
「枕にのせて両端を折り込むと、枕カバーとして使えます。これだけですが意外にずれません。お裁縫の必要はなし。すぐに交換できる」
「ハンカチより乾きが早く、食事のときはエプロン代わりに首からかけて、スープのはねを防げます~」
このように、実はとても便利な手ぬぐい。今夏から熱中症対策として使い始めてみるのもいいかもしれません。
(Hint-Pot編集部)