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風水害対策に覚えておきたい4つの知識 窓ガラスの飛散防止やアンダーパスで水没時の対処法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

自然災害には万全の備えを(写真はイメージ)【写真:写真AC】
自然災害には万全の備えを(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 沖縄地方に接近した大型の台風2号。その影響で湿った空気が流れ込み、日本各地では大雨に見舞われました。短期間で豪雨をもたらす線状降水帯が発生した地域もあり、大きな被害が出ています。風水害に遭う前にはどのような対策をとるべきかについて、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)が紹介しています。

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窓ガラスには飛散防止フィルム 停電では保冷剤の準備を

 警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターは、風水害について4つの項目に分けて解説。また、解説に合わせて過去のツイートを図にしたものを投稿しています。

○1:台風「進行方向右側の風が強く、左側よりも被害が甚大になるおそれあり!」
 台風には「進行方向の右側の風が強い」という特徴があり、「台風自身の風に台風を押す風が加わる」ためだそう。一方、左側は「台風自身の風と台風を押す風が衝突し、風が弱まる」といいます。

○2:窓ガラス「飛散防止フィルムで事前対策、緊急時は室内から対策を!」
 図解では、「あくまで急遽の措置」としたうえで、窓ガラスの飛散防止措置を紹介。窓ガラスに隙間ができないように、段ボールを養生テープで貼り付け、さらにはカーテンも洗濯バサミを使ってしっかり閉めるという方法です。できれば、窓ガラスには事前に飛散防止フィルムを貼るのがベスト。また、「事前にベランダや家周りにある植木鉢やホースなどは家の中にしまっておきましょう」と促しています。

○3:停電「保冷剤の用途はさまざま、準備して損はなし!」
 図解によると、停電の際、保冷剤を冷蔵庫内に移すことで、しばらく食材を守ることができるそう。暑い時期にエアコンが稼働しない場合には、タオルを巻くなどしてから体に当てるなどすれば暑さを和らげる効果も(長時間、同じ場所に当てないよう注意)。また、ペットボトルに水を入れて凍らせておけば、保冷剤の代用にもなるそうです。

○4:自動車「緊急脱出ハンマーを常備、水没時の対策を! 備えで命を守る行動を」
 水没で車のドアが開かなくなったときなどに使用する緊急脱出ハンマー。使用するときのコツは、ガラスの隅を垂直に数回叩くことだそうです。ガラスの性質上、中央にいくほど弾性があり割れにくくなるといいます。また、フロントガラスは叩いても割れないため、叩くのはサイドガラスと覚えておきましょう。

 事前に対策しておくことで、被害を最小限に抑えることもできます。いざというときのために、日ごろから準備しておくことが大切ですね。

(Hint-Pot編集部)