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漫画

海外で出会った豪快な男性 落ち込んだときの素敵な考え方を描く漫画に反響 「いいな、その考え」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:五箇野人(@gokayajin)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:五箇野人(@gokayajin)さん】

 気分がどん底になったとき、どのように対処していますか? 好きな音楽を聴いたり、おいしいものを食べたり、人によって違うと思います。しかし、無理に気分を上げようとする必要は、実はないのかもしれません。海外で出会った男性に同様の質問をしたところ、意外な回答に感動したというエッセイ漫画が、ツイッター上で7000件以上の“いいね”を集め話題になっています。作者の五箇野人(@gokayajin)さんに詳しいお話を伺いました。

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タンザニアで出会った豪快でおもしろい男性へ質問してみることに

 放浪の漫画家こと五箇野人さんは、「忍」と書かれた黒ハチマキと甚平姿で世界中を旅行しています。自身のブログ「五箇野人の海外旅日記」やSNS上で発表している旅漫画は大人気。旅先で出会った素敵な人との心温まるふれあいを描いています。

 今回ご紹介するのは、タンザニアのダルエスサラームという都市を歩いていたときのエピソードです。五箇野人さんは「足は良くないけどけんかは無敗だぞ!」という、屈強な男性に出会いました。とても豪快でおもしろい男性だったため、五箇野人さんは「何か失敗とかしてどん底の気分のときどうします?」と質問してみることに。

 すると、男性はきっぱりと「どうしようもない!」と言い切りました。さらに「結局、時間が解決」してくれると断言。さまざまな経験をしたことによって、今の気分が最悪でもいつか「100%気分は楽になる」という考えになったそうです。その考えに至ったとき、男性はさらにポジティブな思いを抱きます。それを聞いて、五箇野人さんは「かっこいい」と憧れを抱くのでした。

「経験豊富なステキ紳士。」と添えられた漫画はツイッターで大反響を呼び、7000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「人生の先輩からこういうお話聞けると元気出ますね!」「深いなぁ」「いいな、その考え」「学びたい、この精神」など、たくさんの感想が寄せられています。

「ネガティブになったときの考え方として見習いたい」

 五箇野人さんに、紳士へ質問をした理由など詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを描いた理由は?
「紳士の考え方が印象的だったので、みなさんにもお届けできたらと思い漫画にしました」

Q. その紳士と話し始めたきっかけは?
「自分は甚平と『忍』ハチマキ姿で旅をして、漫画を描いています。その格好のおかげもあって、現地の方からお声がけいただくことが多いです。今回も歩いていたところ声をかけていただきました」

Q. なぜ「何か失敗とかしてどん底の気分のときどうします?」と質問したのでしょうか。
「紳士と話していたところ、豪快でポジティブな方だったので、ネガティブになったときはどう考えるのかが気になり質問してみました」

Q. 紳士の答えを聞いて、五箇野人さんはどのように感じましたか。
「『時間が解決』という考え方自体は日本でも耳にしてきましたが、『未来が楽しみと思った』という紳士の言葉はとても印象的でした。『確かに』と思うと同時に、ネガティブになったときの考え方として見習いたいと思いました」

 ちなみに、五箇野人さんのブログには、紳士の写真も併せて掲載されています。実際の様子を見ることで、海外の日常をよりリアルに感じることができますよ。また、ほっこりエピソードを詰め込んだ単行本「つかれたときに読む海外旅日記」(小学館刊)も大好評で、現在は3巻まで発売されています。心に余裕がないとき、ポジティブな気持ちにしてくれる一冊です。

(Hint-Pot編集部)