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神奈川県の海岸で目撃 強い毒を持つ海の生物に警視庁が注意喚起 「最悪死に至る」
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今年の夏は、海へ行こうと計画している人もいるでしょう。普段見ることのない海の生物に遭遇し、つい触れてみたくなるかもしれませんが、危険を伴うことがあります。どのような生物に気をつけたほうが良いのでしょうか。警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)では、神奈川県の海岸で目撃したというある生物について注意を促しています。
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波打ち際に打ち上げられていても触るのは危険
警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウントが紹介したのは、「カツオノエボシ」というクダクラゲ目の一種。10センチほどの青く透き通った浮き袋を持ち、とてもきれいな見た目をしています。
触手は長く、10~30メートルほど。強い毒があり、触れるとミミズ腫れや水ぶくれなどの症状が起こるそう。投稿では「触手部分に触れるとしびれるような痛みが走り、最悪死に至る」こともあると注意喚起しています。また、打ち上げられて死んでいる場合でも危険なので、むやみに触らないようにしましょう。
カツオノエボシは、日本では太平洋側に多く分布。強い南風が吹くと海岸に漂着することがあり、5月に神奈川県の海岸でも目撃されたそう。水中では発見しにくいため、事前に被害の情報を得ることや、波打ち際に打ち上げられていないかを確認することが大切です。
もし刺された場合は、刺胞(小さな毒針)を刺激しないように優しく海水をかけて触手を取り除き、患部を45度のお湯に浸すか、氷などで冷やします。このとき、皮膚に刺さった触手を素手で触らないよう注意。応急処置を行ったあとは、速やかに医療機関を受診しましょう。
投稿のリプライ(返信)には、「うわー……すごい危ないですね」「おもちゃみたいで興味を引くけど、毒があって危険だから絶対に触ったらダメだよね」「小さい頃、海を漂う青色のものを両手ですくい上げ……大変な目に遭いました」といった声が寄せられています。
海で楽しく安全に過ごせるよう、万全の対策をして出かけるようにしましょう。また、子どもが誤って触れないよう、目を離さずに注意しておくことが必要ですね。
(Hint-Pot編集部)