からだ・美容
ビーチサンダルの街履きは30分が限度 整形外科医が教える気をつけた方が良い人とは
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教えてくれた人:南雲 吉祥
暑い夏に欠かせないアイテムといえばビーチサンダル。最近ではタウンユースできるおしゃれなデザインのものを多く見かけます。しかし、長時間の着用は体に負担をかけるリスクも。ビーチサンダルを普段使いする場合、どのような点に注意するべきなのでしょうか。また、子どもにはどんなサンダルを選ぶのが正解? 「ナグモクリニック東京」理事長で、整形外科医の南雲吉祥医師が解説します。
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ビーチサンダルを履くのに注意が必要な人は?
近年のビーチサンダルにはさまざまなタイプがあります。長時間の着用で気をつけたいのは、鼻緒が付いたフラットなソールの、ベーシックなビーチサンダルをタウンユースする場合です。南雲医師は警鐘を鳴らします。
「ビーチサンダルの薄いゴム底では、アスファルトなどの固い地面の衝撃を十分に吸収できません。また、土踏まずを支えるアーチ構造もなく、側面の支えもないことから、長時間歩行すると足裏に対する負担が大きくなり、痛みが生じる可能性があります」
特に、次のような人は注意が必要です。
・足底腱膜と呼ばれる足裏の腱に炎症を起こしやすい方
・頻繁に捻挫を繰り返している方
・糖尿病の方
・肥満の方
捻挫がクセになっている人は、足関節を横方向から支える力が弱くなっているので、支えのないビーチサンダルでは足に負担がかかります。糖尿病の人は神経の働きが弱まり、熱や痛みに鈍感になっているため、鼻緒に当たる皮膚に傷ができても気づかず、大きな傷口になってしまう場合が。そして、肥満の方は足にかかる負担が元々大きいので、足裏のアーチをしっかりと支える靴を選ぶようにしてください。