海外ニュース
救助に警戒する犬に警官が粋な計らい 差し出した“ご褒美”に称賛の声 米国で話題に
公開日: / 更新日:
水路に迷い込み、溺れかけてしまった1匹のジャーマンシェパード。その通報を受けた警官が救助に向かうも、警戒してなかなか近づくことができませんでした。衰弱するジャーマンシェパードを助けるために警官がとった策が、米国で話題になっています。
◇ ◇ ◇
警戒するジャーマンシェパードに警官が差し出したのは…
現地時間の6月17日、米アリゾナ州グレンデール警察署に「犬が水路で溺れている」との通報がありました。警官隊が現場に急行すると、そこには衰弱したジャーマンシェパードの姿が。同警察署のフェイスブックによると、「警官隊が現場に到着した際、疲れ切ったジャーマンシェパードが水路を行ったり来たりしていた」そうです。その出来事について、米誌「ピープル」が報じています。
現場に駆け付けた警官のソレンソン巡査は、すぐさまガンベルトをはずして水路へ。しかし、ジャーマンシェパードは怖がっている様子で、近寄ってきませんでした。そんなとき、ソレンソン巡査と救助にあたっていたダウニー巡査があることを思いついたそうです。
「彼(ダウニー巡査)の配偶者が、巡回シフト用に焼きたてのカボチャマフィンの詰め合わせを用意していたのです。彼はこのとき、シェパードに何か“ご褒美”になるものをあげることが必要だと考えていました」
ダウニー巡査が「これ食べてごらん。うちの奥さんのカボチャマフィンだよ」と呼びかけると、ジャーマンシェパードはおいしそうなマフィンに興味津々。同誌は「ジャーマンシェパードはマフィンの甘美な香りに抗うことができず、舌舐めずりしながら警官の近くまで泳いできたのです」と報じています。
そうして警官らに救出されたジャーマンシェパードは、無事に家族の元へ届けられました。
“愛妻スイーツ”にありつけず、「俺のマフィンが……」と名残惜しそうにしていたというダウニー巡査。ジャーマンシェパードを助けるための粋な計らいを収めた動画がフェイスブックで公開されると、コメント欄には「おまわりさん、ありがとう!」「あなたのマフィンは無駄にはなりませんでした」「警官と彼の奥さんに感謝!」「素晴らしい仕事ですね」など、称賛する声が寄せられました。
(Hint-Pot編集部)