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献立に迷ったら“お手軽調味料”で秋の味覚を堪能! 「キノコの炊き込み土鍋ごはん」と「秋鮭のみぞれ漬け」レシピ

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

秋鮭のみぞれ漬け【写真:和栗恵】
秋鮭のみぞれ漬け【写真:和栗恵】

ひと手間で臭みゼロ! 「秋鮭のみぞれ漬け」

【材料】(3~4人前)
お手軽調味料:市販の調味酢 150ml

秋鮭 3切
大根 1/2本
塩  適宜
片栗粉  大さじ1
サラダ油 適宜
彩り用のカイワレ大根 少々(お好みで)

【作り方】
1、秋鮭はサッと洗って水けを切り、皮と骨をとりのぞき、ひと口大に切る
2、バットにカットした秋鮭を重ならないように並べ、高い位置から少量の塩をまんべんなくかかるように振り、ひっくり返したら同様に塩を振り、そのまま10分ほど置いておく
3、秋鮭を放置している間に、大根の皮を剥き、大きめのボウルを使ってすべておろす。おろし終わったら、おろし汁などはそのままで、調味酢を混ぜ合わせ、みぞれ酢を作っておく
4、キッチンペーパーで、秋鮭から染み出た水分をきれいに拭き取る。ここで出る水分は、鮭の臭み成分。丁寧に水気を取ることで、魚臭さが取り除け、優しい味に仕上がる
5、水気を拭いた鮭をビニール袋に入れ、片栗粉をふりかけ、空気を含ませて口をすぼめて上下に振り、片栗粉を秋鮭にまぶす
6、小さめのフライパンに深さ0.5cmほどサラダ油を入れて秋鮭を揚げ焼きに。薄く色づいたら、3で作ったみぞれ酢にアツアツのまま漬ける
7、酢が染みるまで30分ほど冷蔵庫でやすませれば完成

 鮭はDHAやEPAといった脂肪酸のほか、アスタキサンチンなど、身体に良いとされる栄養素がたっぷりと含まれているといわれています。このアスタキサンチンはビタミンCの約6000倍の抗酸化作用があるといわれていて、夏場に浴びた紫外線によるシミやシワといったダメージをケアしてくれる可能性大です。

 また、この料理では大根のおろし汁をそのまま使います。大根おろしの汁には、アミラーゼ、リパーゼ、ミロシナーゼ、プロテアーゼ、オキシターゼ……といった、様々な消化酵素が含まれています。こうした消化酵素は消化吸収を助け、胃腸を整えてくれるので、夏に冷たいものを食べすぎて疲弊した体にもってこいなのです。

 キノコも鮭も、どんどんおいしくなる季節。目にも胃袋にも嬉しい秋色メニューを、ぜひお試しあれ。

(和栗 恵)

和栗 恵(わぐり・めぐみ)

恋愛コラムニスト・ライフスタイルライター。1970年東京都生まれの B型。雑誌、ウェブ、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、さまざまな媒体を手がける。男女の本質的な違いに着目した独自の恋愛論・結婚論を、ティーン誌、青年誌、ママさん向けウェブなどで展開中。著書にA型夫とB型妻との生活を描いた「毎日がグチLove B型妻 VS A型夫(笠倉出版社)」、「そして、ありがとう…ー犬とわたしの12の涙ー(日本文芸社)」などがある。