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藤井聡太七冠の旺盛な食欲 ボリューム満点ランチ&おやつに注目 王位戦第1局1日目“勝負飯”まとめ
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将棋の王位戦七番勝負第1局1日目が、愛知県の「豊田市能楽堂」で開催されています。タイトル4連覇を目指す藤井聡太七冠に挑むのは、佐々木大地七段です。並行して行われている第94期ヒューリック杯棋聖戦とのダブルタイトル戦により、「夏の十二番勝負」とも言われている両者の対局。勝負の行方も気になりますが、両者が食べた“勝負飯”にも注目が集まっています。
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午前のおやつは両者とも抹茶のスイーツをオーダー
午前10時のおやつの時間に藤井七冠が選んだのは、「テリーヌ ~しっとり濃厚~」。愛知県豊田市にある洋菓子店「菓子工房シュヴァリエ」の逸品で、信頼できる農家や業者から仕入れたこだわりの素材を使用し、一つひとつ職人が作り上げています。藤井七冠が食した抹茶のテリーヌは、実は冬季限定商品。店頭での販売は現在行われていませんが、12日から数量限定で販売を予定しているそうです。飲み物は「アイスコーヒー」を合わせました。
一方の佐々木七段は、名鉄トヨタホテル提供の「とよた抹茶ロール ~口どけ抹茶ロールケーキ~」をチョイス。生地には豊田産の小麦粉「きぬあかり」と「小原の赤たまご」を使用。豊田市でお茶の生産販売を行う老舗「碧園 お茶の純平」の良質な抹茶が練り込まれており、優しい甘さとほろ苦い抹茶の風味が口いっぱいに広がります。ドリンクは「ホットコーヒー」でした。
藤井七冠は洋食を 佐々木七段は和食
藤井七冠の昼食は、「飛騨牛のオムハッシュドビーフと豊田市産新玉葱のパリソワールスタイル」。トロトロ半熟卵のオムレツと、飛騨牛を使用した濃厚なハッシュドビーフがライスの上にたっぷりとかけられた、ボリューム満点なひと皿です。パリソワールとはフランス・パリの夕暮れを意味し、ビシソワーズとコンソメのジュレを合わせた冷製スープのこと。グラスに美しく盛り付けられたスープは、見た目も涼しげです。飲み物は「アイスティー」を選びました。
また、佐々木七段は「日間賀島産の蛸飯と蕎麦寿司」でした。日間賀島は名古屋から一番近い島で、タコの名産地として知られています。そんな日間賀島産タコの旨味がたっぷりと染み込んだタコ飯と、香り高い茶そばと海苔でキュウリや卵などの具材を巻いたそば寿司を楽しみました。飲み物は和食にぴったりの「緑茶」です。
午後のおやつは両者ともボリューム満点!
愛知県産食材たっぷりの昼食を楽しんだあとは、午後のおやつです。藤井七冠は「think butter sand(ミルキーバターサンド)」と「アイスティー」を堪能。バターサンドは豊田市にある小さなカフェ「think」の大人気商品で、なんと厚さ3.5センチ。バターミルククリームを、薄いクッキー生地でサンドしています。プレーンや抹茶など味も豊富で、今回は「王位」と書かれたクッキー付きです。
佐々木七段は「豊田市猿投産桃のパフェ」と「ホットコーヒー」をチョイスしました。フレッシュな桃を贅沢に使った見た目も華やかなパフェは、桃ゼリーや桃とマスカルポーネのクリーム、バニラアイスなどが美しい層になっています。扇子を模したトップのホワイトチョコがアクセントの、夏らしいスイーツを楽しみました。
王位戦は持ち時間8時間の2日制。1日目の夜には封じ手が行われ、終局は明日夜の見込み。真剣対決の疲れをほっと癒やすおいしい食事に、引き続き注目です。
(Hint-Pot編集部)