取材のため事件現場に急行した女性リポーターを待ち受けていた、世界一幸せなドッキリが米国で話題を集めています。背後に待っていたのは見知った顔。その手にはリングケースが握られていました。なんとも粋で壮大なサプライズは大成功を収めたようです。

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地元警察や消防署と協力　「私は最高のラッキーガール」と大感激

　自身のSNSアカウントでドッキリ映像を公開したのは、米アラバマ州バーミンガムの地元局「ABC33/40」でリポーターを務めるヴァレリー・ベルさん。米紙「マイアミ・ヘラルド」によると、ヴァレリーさんはこの日、家庭内暴力事件を取材するために現場を訪れました。

　地元のペルシティ警察署員から事件について聞き取りをする際、ヴァレリーさんは緊迫した表情で「メモを取っていいですか？」と切り出します。すると、警察官は「その前に後ろを振り返ったほうがいいですよ」と謎のアドバイスをしました。

　ヴァレリーさんが「はい」と振り返ると、そこにいたのは笑顔でひざまずくひとりの男性が。ヴァレリーさんはその男性の顔を見た途端、「オーマイガー！」と驚きのあまり左手で胸を押さえ、それ以上言葉が出てこない様子です。

　なんと、その男性はヴァレリーさんが交際しているブレイク・ビョーンソンさんでした。その手にはリングケースが握られています。

　リングに気がついたヴァレリーさんは涙をこらえるような表情を浮かべます。そして、「何が起こっているのか飲み込もうとしているんだけど……。オーマイガー！」と言いながら、ブレイクさんに近づいていきました。

　ブレイクさんはひざまづいたまま、ヴァレリーさんへの永遠の愛を誓い、湖畔でプロポーズ。ヴァレリーさんは感涙にむせびながら「イエス！」と受け入れました。ブレイクさんがヴァレリーさんの左手薬指に指輪をはめると、ふたりはそのまま熱いキス交わします。

　すると、現場にいた消防車がクラクションを鳴らして祝福してくれました。また、ふたりの後ろでは、警察官や消防隊員がうれしそうな笑顔で見守っています。実は、ヴァレリーさんが現場に急行することになった事件は存在せず、地元警察や消防署、ヴァレリーさんが働く地元テレビ局の協力による壮大なドッキリだったそうです。

　その後、一部始終を収録していた同局のチーフカメラマン、ビル・キャッスルさんが制作した動画を、ヴァレリーさんは自身のツイッターで公開しました。「すべてはとんでもないサプライズのための、大規模な共同計画の一部でした。あなた（ブレイクさん）と永遠に過ごすことが待ち切れません。私は最高のラッキーガール」と、心境を綴っています。

　ツイートは大反響を呼び、「オーマイガー！　これは素敵すぎる。涙が止まらない。おめでとう」「なんて素敵な彼氏さん」「これはすごいよ！　おめでとうございます」「警官の仕掛けが絶妙でした。おめでとう」など、リプライ（返信）欄には祝福のコメントが次々に届きました。幸せなドッキリは、多くの人の気持ちもハッピーにしたようです。

（Hint-Pot編集部）