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日本のサービスに驚くスイス人パパ 国際結婚した日本人女性YouTuberが家族に見せた日本の光景

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

夫のファビオさん、長男ミオくん、次男リノくんとAmiさん【写真提供:Ami】
夫のファビオさん、長男ミオくん、次男リノくんとAmiさん【写真提供:Ami】

 スイス人の夫ファビオさんとの国際結婚を機に、スイスへ移住したAmiさんは「Ami’s Life スイス4人暮らし」というチャンネルを持つYouTuber。日本とは異なるスイスの生活や、日本に一時帰国した際のリアルな日常動画を発信しています。スイスで長男ミオくん、次男リノくんを出産したAmiさん。今回は、Amiさん家族が一時帰国した日本で衝撃を受けたことについて伺いました。

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「なんでみんな髪の毛が黒いの?」 “人種のるつぼ”への慣れから困惑も

 2017年に国際結婚をしてスイス移住後、2回ほど日本に一時帰国したというAmiさん。1度目は2022年、夫ファビオさんとともに長男ミオくんと次男リノくんも連れた、初めての里帰りでした。

「長男は2歳半で、けっこう物事がわかり始めている時期だったので、最初の2週間くらいはホームシックのような感じでした。仕事の都合で夫が先にスイスへ帰ってしまったこともあり、『パパのところに帰りたい』というような状況になったんです」

 ファビオさん以外は一緒にいるにもかかわらず、ホームシックのようになってしまったミオくん。日本に来たのは初めてで、日本での見るものすべてが衝撃的だったようです。まずは日本人の見た目や言葉。普段からAmiさんの姿や話す日本語にも慣れていますが、周りの人全員の髪の毛や目が黒く、そろって日本語を話すことに驚いたのだそうです。

「『なんでミオの髪の毛は茶色いの? なんでここの人はみんな髪の毛が黒いの?』と……。やはり、子どもにとっては目で入ってくる情報が大きいので、驚いたんだと思います。スイスだと人はさまざまな肌、髪、目の色をしていて、バラバラなのが当たり前な環境でした」

 ただ、慣れるのが早いのも子どもならでは。日本語を話し、日本食を好きになるのも早かったといいます。なかでも白米や納豆、うどんなどの麺類、お寿司や焼きシャケなどの魚が大好きなのだそうです。

スイスでは食べ終わっても会計待ちで1時間! 日本のサービス精神に仰天

日本のレストランで日本食を頬張るAmiさん家族【写真提供:Ami】
日本のレストランで日本食を頬張るAmiさん家族【写真提供:Ami】

 遠距離恋愛中は2か月に1度のペースで訪日し、日本には慣れているはずのファビオさんでも、まだまだ驚くことが多いとか。

「日本の飲食店に入ったときのサービスの違いなどでしょうか。たとえば、日本だとお会計をお願いするときに店員さんを呼びますよね。『あんなに叫んで呼んじゃっていいの? おもしろいね』と。スイスでは、お店が忙しいとなかなか呼べなくて、食べ終わってから1時間くらい待つこともよくあるんです」

 電車内などの公共交通機関で話している人がほぼおらず静寂に包まれていること、飲み物や食べ物、下着、化粧品など生活用品までそろってしまうコンビニエンスストアの品ぞろえにも驚いているそうです。

 常に人を尊重し、意識せずとも他人に心地良い環境を提供しようとする日本人の精神には、驚くことが多いのだそう。ただ、“良い驚き”だけではないようで「ファビオは189センチあるので、どこに行っても電車や玄関、ドアなどではだいたい上体を屈めなければいけないんです」とAmiさんは笑います。

 スイスは4歳から義務教育がスタートしたり、徴兵制度もあったりと、日本とはまったく異なる環境です。それでも、現時点では日本への移住を考えていないといいます。

「今はYouTubeを頑張って、YouTubeを通して何か新しい機会が訪れたらいいな、いろんな道が将来開けたらいいなと思っています」

◇Ami(あみ)
北海道十勝地方出身。日本とカナダで働いたのち、2017年にスイス人のファビオさんと国際結婚。2019年に長男ミオくん、2021年に次男リノくんを出産。自身のYouTubeチャンネル「Ami’s Life スイス4人暮らし」で、スイスのチューリッヒ郊外に家族4人で暮らす生活を配信。

(Hint-Pot編集部)