将棋の藤井聡太七冠に佐々木大地七段が挑戦する第64期王位戦七番勝負第2局が、兵庫県神戸市にある有馬温泉の老舗旅館「中の坊 瑞苑」で行われました。第1局に続き、藤井七冠が勝利。タイトル4連覇に向けて駒を進めました。勝負の行方はもちろん、両者が選んだ“勝負飯”も気になるところ。第2局では何を選んだのか、2日間を振り返ります。

　◇　◇　◇

1日目は豪華でボリューム満点の昼食を堪能

　第2局が行われたのは兵庫県神戸市の「中の坊 瑞苑」。1日目の昼食は、両者ともに同旅館内の和食レストラン「旬彩 猪名野」で提供されているメニューを選びました。藤井七冠は「神戸牛肉ちらし」をチョイス。角切りの神戸牛やイクラ、アボカド、コーンなどが散りばめられた豪華な一品です。一方、佐々木七段が選んだのは「うな重膳」。鹿児島県産のふっくらとしたウナギが詰まったうな重で、お腹を満たしました。

　1日目の午前のおやつに「白玉冷やしぜんざい」を注文した藤井七冠。午後のおやつには「マンゴーショート」を選び、和と洋の味を堪能しました。佐々木七段は、午前のおやつは飲み物のみ。午後は夏を感じる「わらびもち」を選びました。

【1日目・午前おやつ】
藤井七冠：「白玉冷やしぜんざい」「アイスコーヒー」
佐々木七段：「マンゴージュース」

【1日目・昼食】
藤井七冠：「神戸牛肉ちらし」
佐々木七段：「うな重膳」

【1日目・午後おやつ】
藤井七冠：「マンゴーショート」「アイスレモンティー」
佐々木七段：「わらびもち」「温茶」

涼しげなスイーツが登場　午後は“ダブルドリンク”も

　ほぼ互角の形勢で迎えた2日目。藤井七冠は午前のおやつに、関西の人気洋菓子店「レーブドゥシェフ」の「ささらオレンジ」を選びました。色鮮やかなオレンジジュレとアーモンド風味のブラマンジェを組み合わせた、さわやかなスイーツです。佐々木七段は1日目に続き、午前のおやつは飲み物のみを注文。トロピカルな「パインジュース」を選びました。

　昼食は1日目と同じく「旬彩 猪名野」から提供されました。藤井七冠は、だしたっぷりの卵とじうどんと天ぷらなどが並んだ「うどん膳（玉子とじ）」を注文。佐々木七段は「神戸牛すき鍋膳」をチョイスし、きれいなさしが入った神戸牛を味わいました。

　午後のおやつは、“ダブルドリンク”で集中力を高めた藤井七冠。午前のおやつに飲み物だけをオーダーしていた佐々木七段は、午後のおやつに「レーブドゥシェフ」の「ソレイユ」を選択。オレンジやグレープフルーツをたっぷり使用した、涼しげなスイーツでリフレッシュしました。

【2日目・午前おやつ】
藤井七冠：「ささらオレンジ」「アイスコーヒー」
佐々木七段：「パインジュース」

【2日目・昼食】
藤井七冠：「うどん膳」
佐々木七段：「神戸牛すき鍋膳」

【2日目・午後おやつ】
藤井七冠：「ジンジャーエール（氷あり）」「パインジュース（氷なし）」
佐々木七段：「ソレイユ」「ホットコーヒー」

　王位戦は持ち時間8時間の2日制。先に4勝したほうがタイトル獲得となります。第3局は25日と26日、北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われる予定です。

（Hint-Pot編集部）