将棋の渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する第81期名人戦七番勝負第3局1日目が、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で行われています。藤井竜王にとって史上最年少名人と7冠をかけた戦い。その最中に食される勝負飯にも注目が集まっています。第2局の2日目、午前のおやつで猫がモチーフのクッキーを注文していた藤井竜王は今回、午後のおやつでパンダをモチーフにしたケーキをチョイス。ほかにも、1日目に口した食事を振り返ります。

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午前のおやつは両者ともフルーティなスイーツを

　午前のおやつで藤井竜王は、高槻市にある老舗和菓子店「菓匠 幸春」の「パイン蕨（わらび）」を注文しました。パイン蕨は、ココナッツシロップで香り付けした生のパイナップルを、冷たいわらび餅とこしあんで包んだ一品。一般的なわらび餅やフルーツ大福とは違う口当たりを楽しむことができます。飲み物は「アイスカフェラテ」でした。

　一方、渡辺名人は、行列ができる人気店「ROCCA & FRIENDS」の「レモンのモンブラン」をチョイス。柑橘が香る鮮やかな黄色のモンブランは、味も見た目もさわやかで酸味と甘みのバランスが絶妙です。飲み物は藤井竜王と同じく「アイスカフェラテ」を注文していました。

藤井竜王はカレー、渡辺名人はウナギを

　ランチには、「2種あいがけカレー」と「アイスアールグレイティー」を選んだ藤井竜王。これは創作スパイスカレー店「グーグー藤カレー」のリピーター9割が注文するという、同店の一押しメニューです。定番の「グーグーチキンカレー」と月替わりの「炙りしめ鯖＆ほぐし焼き鯖のトマトカレー」が一皿で楽しめます。お米はインド産のバスマティライスで糖質が控えめなため、食べた後も眠くなりにくいのがうれしいところです。

　渡辺名人は、創業120年の寿司店「寿司栄」の「鰻定食」。一見すると、タレがかかったごはんしか見えず「ウナギは？」と驚いてしまいますが、ご安心を。高槻産の米「ひのひかり」の中に、代々受け継いできた特製タレで焼き上げた国産ウナギが埋まっています。肝吸いとお漬物もセットです。