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5匹の黒ねこが不思議な並び方になった理由 団結ぶりに羨望の声 「壮観!」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

そろって振り返る黒ねこの“きょうだい”。頭上のキャットタワーから目線を送る子も!【写真提供:ほたりん☆黒猫戦隊の母(@Hotaponzu)さん】
そろって振り返る黒ねこの“きょうだい”。頭上のキャットタワーから目線を送る子も!【写真提供:ほたりん☆黒猫戦隊の母(@Hotaponzu)さん】

「どーしても目線に入りたいみたいで不思議な並び方になっている」とのコメントが添えられた写真には、一斉に後ろを振り返る5匹の黒ねこが。どうやら、テレビ視聴中だった飼い主さんの気を引きたいようです。視線をずらすと「ここかな?」と、探るように移動するといいます。そのかわいらしい姿が、ツイッター上で4600件超もの“いいね”を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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どうしても飼い主さんの視界に入りたい黒ねこ“きょうだい”

 飼い主さんのおうちには、6匹の黒ねこが暮らしています。みんな元保護ねこで、最年長は7歳の男の子「ぽんず」くん。そして、6歳の女の子「あんず」ちゃんと「たまり」ちゃん、「だいず」ちゃん、5歳の男の子「わさび」くん、3歳の女の子「かりん」ちゃんです。かわいらしいお名前は、“調味料にまつわる3文字”が由来になっています。

 わさびくんは“ジャイアン気質”の持ち主ですが、ほかの“きょうだい”はのんびりとした性格をしているそう。普段は、それぞれお気に入りの場所でお昼寝をしたり、おもちゃで遊んだりして思い思いに過ごしています。

 そんな6匹の“きょうだい”が一致団結するのはおねだりをするとき。飼い主さんの視界に入って「ごはん!」「遊んで!」とアピールするそうです。

「この日も、私がテレビを観ていると5匹が視線の先に入ってきました。テレビから少し横に視線をずらしてみましたが効果なし……。やはり、視線の先に集まりたいみたいです。このとき、だいずが頭上のキャットウォークからふんぞり返って見下ろしてました(笑)」

“きょうだい”の集合写真をツイッター上で公開すると、4600件を超える“いいね”が。リプライ(返信)には「かわいい集団がいるぅ~」「壮観!」「黒がいっぱいにゃ」「なんの配列でしょうね 打ち合わせ済み?」など、黒ねこが一堂に会したインパクト大の光景に、興奮する声が寄せられています。

強いご縁で結ばれた6匹の黒ねこと飼い主さん 出会いのエピソードに感動

 6匹のねこに囲まれて暮らす飼い主さんですが、以前はねこが苦手だったそう。公園で保護されたぽんずくんの里親になった当初は、すべてが手探りの状態でした。しかし、試行錯誤しながらぽんずくんを育てるなかで、だんだんとねこのかわいらしさに魅了されたそうです。生後間もないあんずちゃんを保護したのは、ちょうどその頃でした。

「みなさんがつないでくれた命のバトンを引き継いで、あんずを我が家にお迎えしました。その後、当時は下半身を動かすことができない状態だったたまりと出会い、2度目に参加した譲渡会で里親になることを決めました。会場にいた人から『2匹も3匹も7匹も変わらないよ!!』と声をかけられたことが後押しになったと思います」

 黒ねこと飼い主さんのご縁は、その後も続きました。まずは、バーベキュー会場で飼い主さんの友人に保護されたわさびくんが家族の一員に。さらに、おうちの庭に突然現れただいずちゃんも仲間入り。だいずちゃんはTNR(野良ねこを捕まえて不妊手術を施し、元の場所に戻す活動)の予定で、当初は避妊手術後に元いた場所へ返す予定でした。しかし、外での暮らしは危険が多いことからお迎えすることを決意したそうです。

「末っ子のかりんは、ホームセンターで保護された4匹の子ねこのうちの1匹です。『1匹に逃げられた』と聞いて駆け付けると、小さな体で駐車場を猛ダッシュしていました。ガリガリに痩せていて、猫風邪をひいて涙で目を開けられないのに猛ダッシュ(笑)。保護してすぐ病院へ連れていきました。私の母性が爆発して、我が家へお迎えすることになりました」

 かりんちゃんは、だいずちゃんをお母さんのように慕っているのだとか。愛情あふれる飼い主さんのもとで、“きょうだい”仲良く幸せな毎日を送ってほしいですね。

○取材協力:ほたりん☆黒猫戦隊の母(@Hotaponzu)さん

(Hint-Pot編集部)