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混み合うトイレで子どもが限界…母親が投稿した心温まるエピソードが話題「優しい世界」
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外出先で混み合うトイレ、子どもが限界を迎えたら……。そんな日常のちょっとしたピンチで、周囲の助けに救われたという母親の投稿がSNS上で話題を呼んでいます。3歳と1歳の2児を育てる投稿者の女性に話を聞きました。
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子どもとトイレに並んでいたところ、前に並んでいた人から次々と譲り合いの輪が広がった
「昨日水族館で息子が突然ママトイレ…となって慌てて連れてったらすでに4、5人並んでたから『頑張れ!』『おさえて!』『足をクロスに…』などなど懸命にアドバイスしてたところ後ろの御方から順番に『前、どうぞ』『なら私の前に』『それならここに…』と1番前の方まで言ってくださり、『や、でも…』と私が躊躇(ためら)ってたら全員が『どーぞどーぞ!』と言ってくださり、『ウワァァァすみません!! ありがとうございます!!!』と逆ダチョウ倶楽部のような流れで先に行かせてくださった……鳥羽市あったけぇ……」
今月22日、水族館のトイレ前での心温まる一幕について綴った投稿は、993件のリポスト(リツイート)、1.8万件の“いいね”を集めるなど話題に。「切迫感が伝わったね! 世の中優しい人はたくさんいるね!!」「お子様、間に合って良かったです」「『足をクロスに!』爆笑しました 朝からほっこり優しい世界」「親からじゃない優しさを覚えて、将来周りに優しくできる子が育つんだと思う」「良かった 良かった 優しさの循環が続くといいですね」と感動の声が多数寄せられています。
投稿者さんによると、息子さんの年齢は3歳半。その日は月曜日で平日でしたが、水族館のイベントは充実しており、夏休み中ということもあって、館内のトイレはどこも混んでいたそうです。「こまめにトイレに連れていってはいたものの、まだ膀胱が未熟な幼児であること、鳥羽水族館をとても集中して楽しんでいたこと、こまめな水分補給などさまざまな原因が重なり切羽詰まってのトイレとなってしまいました」とのこと。
こうして投稿者さんがトイレ前で「頑張れ!」と子どもを励ましていたところ、列の前方に並んでいた人がそれに気づき、次々と順番を譲ってくれたそうです。「みなさん並んでおられるので、『まだ大丈夫だと思います!』と遠慮したのですが、口々に『どうぞどうぞ!! いえいえどうぞ!!』と押してくださったので、ありがたくお礼を言いながらお先に行かせてもらいました」と、投稿者さんは感謝の思いを口にします。
「これまでも育児をしていくなかでたくさんの見知らぬ方に助けていただいた経緯があり、『世の中優しい方ばっかりや!!』という感動と、『流れがダチョウ倶楽部だ……!!』とほっこりした気持ちから投稿しました。日本では暗いニュースや荒んだニュースが多いですが、本当は優しくていい人が大半なんだ。まだまだ今の時代だって助け合えるし、私ももちろん助けていきたい、子どもにも伝えていきたいと思いました」と投稿者さん。「この優しい世界をぜひ広めてください」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)