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水筒がお腹に直撃し集中治療室へ 子どもの転倒事故が発生中 消費者庁が注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

暑い日の外出時は子どもに水筒を持たせる必要があるが、思わぬ危険も…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
暑い日の外出時は子どもに水筒を持たせる必要があるが、思わぬ危険も…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 熱中症対策で子どもに水筒を持たせていたら、転倒してお腹に水筒が直撃……そんな事故が増えているそうです。どのようなことに気をつければいいのでしょうか。「消費者庁 子どもを事故から守る!」の公式X(ツイッター)アカウント(@caa_kodomo)が、子どもに水筒を持ち歩かせる際の注意点を指摘しています。

 ◇ ◇ ◇

首や肩にかけるタイプの水筒は注意

 猛暑のなか、こまめな水分補給は欠かせません。子どもが出かける際は水筒を持たせるなど、熱中症にならないよう準備するのは大切なこと。ただし、首や肩にかけるタイプの水筒は注意が必要なようです。

「消費者庁 子どもを事故から守る!」の公式Xアカウントでは「子どもが転倒した際、かけていた水筒がお腹に当たり、内臓を損傷する等の事故が発生しています」と報告。また、水筒を持ち歩かせる際は以下の点に注意をすることを呼びかけています。

・なるべくリュック等に入れる
・水筒をかけたまま走らない
・水筒を置いて遊ぶ

 消費者庁の公式ウェブサイトによると、子どもは転倒しやすく、転倒した際に手をつくという動作をとりにくいとのこと。また、お腹周りの筋肉が弱いことから、腹部に外から力が加わると内臓を損傷しやすいようです。

 サイト上ではさらに具体的な事例も複数、紹介されています。たとえば、9歳の子どもが水筒を斜めがけにして歩いていたところ坂道で転倒し、地面と水筒に挟まれる形で腹部を強打。脾臓を損傷して集中治療室に入院し、10日後に退院したとのことです。

 普段、なにげなく使っている水筒ですが、転倒などのアクシデントによって子どもの体にダメージを与えてしまう可能性が……。熱中症対策と併せて、子どもの水筒の持たせ方についても十分に注意したいですね。

(Hint-Pot編集部)