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水分補給で気をつけたい「水中毒」 警視庁が紹介する自家製経口補水液の黄金比
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全国的に35度を超える猛暑日が増えるなど、例年以上に暑い今年の夏。熱中症対策として、多くの人が水分補給を心がけているのではないでしょうか。そうしたなか、最近耳にするようになったのが「水中毒」です。日頃から防災情報などを発信している警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)でも、注意を呼びかけています。
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水のがぶ飲みは危険 意識したいのは水分と塩分のバランスを壊さないこと
「『水中毒』をご存じですか?」
そんな言葉で注意を呼びかけているのは、警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウントです。近年、暑い夏の日に水分補給を意識する人は増えています。水筒やペットボトルを手に、こまめに水分をとる姿を屋内外問わず、多く見かけるようにもなりました。
しかし、同アカウントは「のどが渇いたからといって、水をがぶ飲みするのは危険です」と警戒を促しています。汗をかいて、水分と一緒に体から塩分が失われたときに水分を一気に摂取すると、血液が薄まり、体内の塩分バランスが崩れてしまうことがあるそうです。この状態が「水中毒」で、深刻な体調不良を引き起こすことも。
そこで担当者さんは「自分好みの自家製経口補水液」を作って、こまめな水分と塩分の補給を心がけているそうです。その作り方を紹介しています。
○自家製経口補水液
【材料】(担当者さん好みの黄金比)
冷水 2カップ
塩 3つまみ
ハチミツ 小さじ2
レモン汁 小さじ2
【作り方】
1. 冷水、塩、ハチミツ、レモン汁を500ミリリットルのペットボトルに入れる
2. よくシェイクして混ぜ合わせる
リプライ(返信)には、「暑いこの時期に大切な情報です」「これ知らないと危険」「これは注意が必要やね」「いつもがぶ飲みしちゃうから気をつけなきゃ」「作ってみようっと」「前日、運動後にのどが渇き大量に水を飲んだらしばらくすると吐き気がしたのはこのせいかもと感じてきました。塩分補給も気をつけます」などの声が寄せられています。
その一方で、「水がダメじゃなくて、水だけじゃなく、塩分もとれよって意味だから間違って覚えないでね」といった念を押す声も。
この自家製経口補水液は保存には向かないそうで、「その日にうちに飲み切るようにしています」と担当者さん。子ども向けには、かき氷のシロップを少しだけ加えるとカラフルな補水液になるので「楽しく飲めるかも?」ともコメントしています。
まだまだ暑い日が続きますが、旅行や観光、帰省などで外出する機会も多い時期。屋内外問わず、水分補給はもちろんのこと、塩分補給も意識しながら熱中症に気をつけたいですね。
(Hint-Pot編集部)