海外ニュース
世界でもっとも身長が高いオス犬としてギネス認定のグレートデーン がんで右前足を切断し義足に【米】
公開日: / 更新日:
さまざまな世界一の記録が掲載されているギネスブックには、犬に関する記録も多々あります。2022年に「世界でもっとも身長の高い生存するオス犬」に認定された、米国に住むグレートデーン。その犬に先日、悲しい出来事が起こりました。がんと診断され、治療のために右の前足を失ってしまったのです。
◇ ◇ ◇
バスケットボール選手並みの高身長グレートデーン がんで3か月の余命宣告
2022年に生存するオス犬で、最高身長犬としてギネスブックに認定された、米テキサス州在住のグレートデーン「ゼウス」。身長104センチで、立った状態はプロバスケットボール選手並みの7フィート(約213センチ)という見上げるような大きさです。しかし、骨のがんが見つかり、現地時間8日に右の前脚を切断する手術を受けたと米紙「ニューヨーク・ポスト」が報じています。
ゼウスは毎日、ドッグフードを茶碗12杯分も食べる大食漢。身長が高いためキッチンの蛇口からしか水を飲まないという巨大な愛犬を、飼い主のブリタニー・デイビスさんは我が子のようにかわいがっています。そのため、病魔に侵されているという悲報を知った直後、地元メディアに対し「とても動揺しています。取り乱してしまって、大変な気持ちです」と心境を吐露していました。
ゼウスはがんの痛みに苦しんでおり、もし足を切断する道を選ばなければ余命3か月と宣告されていたそうです。ブリタニーさんは手術を決断。さらに、ゼウスに十分な治療を受けさせるため、資金調達サイト「ゴーファンドミー」で治療費を募ることにしました。そこで愛犬の現状を次のように報告しています。
「ドクターが『手術はこれ以上ないほどに成功した』と話してくれました。彼はよく頑張ったのです!! 麻酔から目覚めましたが、たくさんの痛み止めを処方されています。週末は入院ですが、いい子にしていますし、みんなゼウスを大好きになってくれています」
今後もゼウスの治療は続きますが、ひとまず経過は順調な様子。ブリタニーさんは同サイトで「この病院では手術後の患者にTシャツを着せるのですが、ゼウスに着せられるほど大きいTシャツはありませんでした。執刀した腫瘍学の医師は、自分のシャツをゼウスに与えました」と、我が子の大きさについて改めて驚きを綴っています。
(Hint-Pot編集部)