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海外での育児 衛生概念の違いに苦労 日本とは異なる考え方に見習うべきことも
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育休取得で育児を全面的に引き受けたダディーさん
ただ、日本も見習うべきオーストラリアのいいところも多いといいます。
「男性の育児休暇とか、家族のことになるとお休みを取って当たり前で、取りやすいところですね。『ファミリーが一番』という考え方で、たとえば家族が病気になったとか、子どもの学校イベントがあるとか、そうなると会社全体、みんなでフォローし合うのが当たり前なんです」
ダディーさんとマミィーさんは、国際結婚直後は日本で暮らしていたそうです。日本語も堪能なダディーさんは日本の企業に勤めていましたが、仕事に追われる毎日でとても忙しかったとか。「自分の仕事が終わっても、自分だけ帰るという雰囲気ではなく、だらだらと残業を余儀なくされるというか……」と振り返るマミィーさん。そんな日本企業の体質になじめず、約1年半後、ふたりが出会った思い出の地パースへ戻ることになりました。
地元企業に再就職したダディーさんは、キアラちゃんが生まれて3か月の育休を取得。そのおかげでマミィーさんは食事作りや掃除などの家事に専念でき、キアラちゃんの育児はもっぱらダディーさんが担当しました。
「すべて夫がやってくれたので、私は寝不足とは無縁でした。そのせいなのか、キアラは完全なパパっ子に。だから、育休が終わって仕事に復帰する際はキアラが泣いて泣いて……大変でした。私は後追いされたことがないのですが、8か月頃になると夫の後追いをしていました」
家族が一番。現在は家族3人でYouTuberとして活躍する原点が、ここにあるのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)