どうぶつ
腹水が1キロも溜まった状態で保護された柴犬 飼い主さんに見せた愛おしすぎる“ションボリーヌ”顔に反響
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飼い主さんと二人三脚で健康の回復に専念
薬を今すぐ飲まなくてもいいとわかったあんずちゃんは、安心した表情を浮かべたそう。あんずちゃんが少しでもスムーズに薬を飲めるよう、飼い主さんは工夫を凝らしています。
「初めは薬をごはんに混ぜていましたが、薬だけ残したり、ごはんごと残したりしたため、今は口の奥に直接入れるようにして飲ませています。それでも吐き出してしまうこともあり、そんなときは、『あんず、頑張れー!』と励まして、飲み終えたら『偉い!』と褒めるようにしています」
お迎え当初、通院を重ねて腹水がなくなったあんずちゃんの体重は、わずか3.4キロでした。体はガリガリで、毛束がまとまってごそっと抜けるほど、ボロボロの状態だったそうです。それから、あんずちゃんと飼い主さんは二人三脚で健康の回復に専念。今では体重5.5キロになり、被毛もふんわりしてきました。
「病気のため食べられる食材に限りがあり、ドライフード(低脂肪の消化器サポート)とシカ肉(生とジャーキー)、蒸したサツマイモしか食べられませんでした。現在は、体調がいいとささみやジャガイモを食べることも。ごはんの量や与える時間、回数によって体調を崩すこともあるので、気をつけています」
また、あんずちゃんにとって、トリミングサロンで長い時間を過ごすことは負担が大きいため、飼い主さんが自宅でシャンプーをしています。飼い主さんは、少しでもあんずちゃんが気力や体力を温存できるよう努めており、全力で愛情を注いでいます。
強い絆で結ばれているあんずちゃんと飼い主さん。きっと、虹の橋を渡った先代犬も、空の上からあんずちゃんと飼い主さん家族のことを見守ってくれていることでしょう。
○取材協力:NAHOKO(@Anzubakkari)さん
(Hint-Pot編集部)