どうぶつ
片足を失くした元盲導犬 笑顔を取り戻すまでの2年間の軌跡に感動 ご褒美バナナに目を輝かせる姿が話題に
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ダイエットに励むレオくん ご褒美のバナナを前に目がキラキラ
今では、食欲がなかった時期があったとは思えないほど、すっかり食いしん坊になったというレオくん。だんだんふっくらしてきたことから、現在ダイエットに励んでいるそうです。
注目を集めた動画には、ダイエットのご褒美にバナナをもらうレオくんが映っています。飼い主さんの足元にちょこんと座ったレオくんは、バナナを前にお行儀良く“待て”のポーズ。フライングしそうになりますが、じっとこらえ、バナナが差し出されると勢い良く頬張りました。
飼い主さんは「ダイエット中のレオにとってバナナはうれしいご褒美です。ご褒美があるからこそ頑張れますね。健康のために日々継続ですね」とのコメントを添えて、動画をXに投稿。すると、1000件以上の“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「わぁ、バナナのご褒美、うれしいよね」「おっおっバナナー パックンごっくん。見事な食べっぷり」「ダイエット頑張っているんやね、偉い」「ご褒美のバナナもきちんと待って偉いです。ダイエット中のバナナはとてもおいしいですね」など、レオくんを激励する声がたくさん寄せられています。
感情を表に出さないレオくん 最近は笑顔を見せることも
今では三本足で走れるほど、元気いっぱいに過ごしているレオくん。飼い主さんは、レオくんの足の筋肉が落ちないよう工夫を凝らしています。
「なるべく、散歩は欠かさないよう心がけています。片足では長時間歩くことができないため、15分程度の短い散歩を1日に数回。なるべく、足に負担がかからないように注意しています」
ユーザーさん第一に行動するよう訓練を重ねてきた盲導犬は、なかなか自分の感情をあらわにすることができません。そのため、レオくんが飼い主さん家族に笑顔を見せるようになったのも、ごく最近のことだそうです。飼い主さんには、レオくんをお迎えしたときから大切にしていたことがありました。
「レオに、私たちの家を“自分の家”だと思ってもらえることがなにより大事でした。そのため、家の中でくつろいでいいと教えたり、仕事と片足を同時に失って落ち込むレオを励ますために添い寝をしたり……。時間はかかりましたが、少しずつなじめるようにアプローチしたことで、レオに我が家を“自分の家”だと認識してもらうことができました」
優しい飼い主さん家族に囲まれて、幸せな時間を過ごすレオくん。これまでの軌跡は漫画にもなっており、「盲導犬だったレオが家族になるまで」というタイトルで公開されています。手がけたのは、イラストレーターのフルーツうさぎさんです。「元盲導犬レオ 紹介ページ」と併せて読むと、レオくんのことをもっと知ることができますよ。
○取材協力:元盲導犬 レオ(@leo_black_dog)さん
(Hint-Pot編集部)