「ダイナミックなおならではありません。夕空に浮かぶ雲です」とのコメントが添えられた写真が、X（ツイッター）で大きな反響を呼んでいます。そこには、夕空にもくもくと立ち上る雲を背景に、トイレをしようと踏ん張る柴犬の姿が。よく見ると、わんちゃんのおしりから雲が噴き出しているように見えます。偶然が重なり合った“奇跡の一枚”で、1.8万人が笑顔に。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ひとめ見て決まった名前　その由来とは？

　今回の主役は、4歳の柴犬「ティー」くん。いつも元気いっぱいで、わんぱくな男の子です。お迎えした当初、胸の被毛にアルファベットの“T”のように見えるところがあったことから、素敵なお名前を付けられました。

「私は『熊五郎』とか『八五郎』とか『テツ』などが良いのではないかと考えていました。子どもたちも『ルフィ』や『ミッキー』などの候補を考えていましたが、ティーくんを見て、満場一致で今の名前に決まりました」

　飼い主さん家族は、ティーくんを譲渡してもらう前、家族みんなで会いに行ったことがあるそう。その後、譲渡可能な月齢になるのを待って、家族みんなでお迎えに行きました。こうして丁寧に準備を重ね、ティーくんとの新しい生活が始まったそうです。

「家の中をちょこちょこ歩くティーくんがすごくかわいらしくて、心癒やされる毎日でした」

ティーくんのおしりと雲が奇跡的な重なり方を…

　注目を集めた写真は、2021年4月14日に撮影されたもの。散歩中、便意を催したティーくんは、急斜面の上にある田んぼのあぜ道まで駆け上がり、用を足そうと背中を丸めて踏ん張り始めました。

　その下でティーくんを見守っていた飼い主さん。ふと視線を上げると、そこにはティーくんと夕空がコラボした神々しいまでに美しい風景が広がり、心を揺さぶられます。すかさず写真を撮影し確認すると、そこにはティーくんのおしりから雲が噴き出しており、おならをしているように見える奇跡の一枚が……。

「この前に撮った写真は雲が離れていて、あとに撮った写真はティーくんが用を足し終えた痕跡があらわになっていました。この一枚は、そのどちらでもない決定的瞬間を撮ることができたと思います」

　飼い主さんが奇跡のショットをXで公開すると、瞬く間に、1.8万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には、「なんというタイミング!!」「爆笑」「ナイスショット」「すみません!!　控えめに言って最高ですっ!!（笑）」「ダイナミックな噴火かいな」「いや、それはもはやおならです」」「白飯3杯はいけるな」「空も飛べそうな勢いです」「ダイナミックすぎて、もはや狼煙ですね！」など笑いをこらえ切れない人が続出。

　また、「疲れた心と体に……ファイト一発!!　ありがとうw」「ワロタ！　仕事で疲れたけど一瞬でぶっ飛びました」「わんこの散歩帰り、ちょっと落ち込んでいたのですが笑えました。ありがとうございます」など、おもしろすぎるショットに元気づけられたという声も寄せられています。

撮影後すぐに投稿したときと比べて変わったこととは？

　飼い主さんによると、撮影してすぐのタイミングでもこの写真をXに投稿したのだとか。最近になって「#過去に伸びた1枚を載せてまた伸びるのかチャレンジ」というハッシュタグを見つけ、再び投稿したところ、前回よりインプレッションが3倍も伸びたそうです。また、リプライの内容にも変化があったといいます。

「『本当におならに見える』『笑った』など、同じようなリプライもありますが、今回はそれに加えて『疲れが吹き飛んだ』『嫌な気分が解消できた』などのリプライがあったところが前回との違いですね」

　当のティーくんは、まさかあのときの散歩中にこんなハプニングが起こっていたとは思いもよらないでしょう。みんなを笑顔にしてくれたティーくんの、新たなエピソードの誕生を心待ちにしたいですね。

○取材協力：柴犬ティーくん＆パパ（@O3mtY3AYytd1wzu）さん

（Hint-Pot編集部）