育児・家族

家事は「女性がすべき」風潮から知った亡き母の孤独 夫や息子と家事シェアを考えるエッセイ漫画に共感の声 「私も子どもにはちゃんと教えていきたい」

著者:Hint-Pot編集部

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めんまさんが描いた漫画のワンシーン【画像提供:めんま(mennma_mama)さん】
めんまさんが描いた漫画のワンシーン【画像提供:めんま(mennma_mama)さん】

「家事シェア」に積極的な夫のつぶやきに対する職場男性の反応にモヤモヤ

 共働き世帯が増加し、家事を「シェア」する夫婦が増えているといいます。しかし、まだまだ「家事=女性」という考えを根強く持っている人も。最近は家事や育児をする男性が増えてきたと思いつつも、そんな話を身近で聞き腑に落ちない気持ちの反面、自分自身も「母親」に対し同じように接していたことを思い出したという女性の、「気づき」を綴ったエッセイ漫画に共感の声が集まっています。

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 インスタグラムで育児エッセイ漫画を投稿している、めんま(mennma_mama)さんは、ご主人と1歳4か月の長男と3人暮らしです。

 結婚当初から、洗い物を進んでやってくれていたというご主人。仕事の関係で帰宅が遅いことも多いそうですが、食器洗いとシンクのお掃除、時にはめんまさんと一緒に洗濯物を畳んだり、帰宅が早い時は子どもをお風呂に入れたりと、家事シェアには積極的なほうなのだそうです。

 その中でも必ず担当してもらっているのが、洗濯物を干すこと。お子さんが誕生した際に話し合いをし、ご主人が朝の出勤前に行うことになりました。

 しかし、ある日ご主人が寝坊した時のこと。洗濯物を干して行くことができなかったご主人がふと、「洗濯を干せなかったから(めんまさんが)怒ってるかも」と職場でつぶやいたそうです。すると、職場の上司や同僚から「さすがだね~」、「オレやんねー。朝起きれねーもん」と、ご主人が家事を担っていることに驚かれたり、拒絶反応をされたりしたそうです。

 子どもの頃から皿洗いをするなど、家族で家事を分担するのは当たり前だと思っていためんまさんのご主人は、逆に「なんでみんなが驚いてるのかな?」と、不思議だったのだとか。

「私も母親におしつけてた」 大人になって初めて知った“ひとり家事の孤独”

「私だって家事をするために早起きして色々してるんだけど…!!」

 ご主人の職場の反応を聞いためんまさんは、家事は絶対にしなければいけないものなのに、「女性がすべき」という風潮にモヤモヤとした気持ちを抱えたそうです。しかし、同時に自分自身は「家事はほとんど母親におしつけてた」ことに気が付いたそう。

 めんまさんのお母さんが亡くなったのは10年ほど前。お父さんは一切家事をするタイプではなく、めんまさんもお母さんが黙って最期まで仕事も家事も頑張ってくれていたため、その時は気が付かなかったそう。しかし、自分自身が結婚をし母親となった現在、終わりのない家事をひとりですることへの「孤独」を知りました。

「せめてもっと寄り添うことができたらと今でも思います」

 お母さんに対して今でも申し訳ない気分になることがあるというめんまさんですが、これから成長していく息子さんに対し、伝えたいことがあるそうです。それは「家事は1人の人がやるんじゃなくてシェアすること」。

「うちも家事は母が全部してました」「うちの父も亭主関白でしたね」と両親世代について当たり前の時代だったという声や、「私も子どもにはちゃんと教えていきたいと思います」「パパが協力的だと、子育てにもいい影響を与えてくれますよね」といった教育について考える声、また中には「結婚した長男がしっかり家事をやる男になってくれていた」と、立派にお子さんを育てあげた方からの感想もありました。

 家事は家族みんなでやるもの――そんな価値観がこれからの時代は当たり前になっていくと良いですよね。「家族はみんな笑顔なのがいい」に決まってますから。