大型犬の成長は、あっという間。子いぬの頃は軽々と抱っこできていたものの、成犬になると抱き上げることは至難の業ですよね。X（ツイッター）では、そのビックボディをいかして、飼い主さんを抱っこするバーニーズマウンテンドッグが話題に。愛あふれる“ふたり”の姿が、多くの人をほっこりさせています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「抱っこされてみたい」とうらやむ声が殺到

「抱っこはすぐにできなくなるけど、その代わりすぐに抱っこしてくれるようになるのも大型犬なのだ」

　そんなコメントが添えられた写真に写っているのは、バーニーズマウンテンドッグの男の子で4歳9か月の「ココア」くんです。しゃがんだ飼い主さんの肩に手を回し、二足立ちになった姿は、まるで飼い主さんを抱っこしているかのように見えます。

　飼い主さんによると、床に座っているとココアくんが甘えてきて、話題になった写真のように抱っこに見える体勢になることがよくあるのだとか。小さな頃は飼い主さんに抱っこされていたココアくんもすっかり大きく成長。抱っこはできなくなりましたが、代わりにココアくんが飼い主さんを抱っこできるほどたくましくなったことが見て取れます。

「それから顔をペロペロするまでがワンセット。この写真は、その前後に撮影されたものだと思います」

　こうして撮影された、まるで恋人同士のようにラブラブな“ふたり”の写真がXで公開されると、2000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「わ……私とも……お願いします」「ラブラブもできるし、羽交い絞めもできる」など、愛あふれる姿にほっこりする声が。また、大型犬の飼い主さんからは「まだ12キロですが、油断すると抱っこするときに腰がやられそうです」など、リアルな声も寄せられています。

今は抱っこを封印したココアくん　大型犬と暮らすにはしつけも大事

　ココアくんに抱っこされた飼い主さんは、「もふもふ感と幸福感でいっぱいですが……当然、重いです（笑）」と、その愛情行動を体当たりで受け止めているようです。

「今のような体の大きさになったのは、生後8か月の頃です。それに伴って、抱っこされているように見えるようになりました」

　体は大きくなったココアくんですが、甘えん坊なところや行動は子いぬの頃のまま。飼い主さんは、ココアくんを温かく見守ると同時に、けがや不慮のアクシデントが起こらないように気を配っているそうです。

「子いぬのときと変わらないところはとてもかわいいのですが、家の限られたスペースの中で過ごしてもらうのはいろいろと大変なこともあります。今では、こうして立ち上がって私を抱っこすることはしなくなりました。飼い主としては寂しい気持ちもありますが、誰にでもやるようになると重くて危ないので、しつけをしています」

　実は、ココアくんには、同犬種の女の子で2歳3か月の「エマ」ちゃんという妹分がいます。幼い頃はとても甘えん坊だったココアくんも、エマちゃんと暮らし始めたことで大人になった一面もあるのかもしれませんね。仲良し“きょうだい”のココアくんとエマちゃんは、お友達のYouTubeチャンネル「ブランディ・アデル大型犬と楽しもう」や「ラムとピコ」にゲスト出演することも。これからも2匹から目が離せませんね。

○取材協力：ここあ（@coco_bmd）さん

（Hint-Pot編集部）