飼い主さんの様子をうかがうように、じっとカメラを見つめているわんちゃん。実は、カーペットの上でおしっこをしてしまった直後の表情をとらえた一枚なのだそう。わんちゃんは、この写真が撮影された前日に保護団体から引き取られたばかり。1.3万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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お迎え翌日におしっこの洗礼　ちょっぴり緊張が解けたとわくん

　現在、推定1歳6か月になる「とわ（永遠）」くんは、優しいクリーム色の被毛が素敵な元保護犬の男の子です。とわくんがお迎えされたのは、2022年1月22日。川で溺れていたところをきょうだいたちとともに保護され、推定2か月半の頃に保護団体から飼い主さんのおうちへやってきました。

　子どもの頃からわんちゃんと暮らしてきた飼い主さんは、「またいつかわんちゃんと暮らしたい。お迎えするなら保護犬だな」と思い、たびたび里親募集サイトを見ていたそう。さらに、地域の愛護センターを見学し、保護犬と暮らすことについて学んでいたといいます。その大変さを知って「難しいかな？　大丈夫かな？」と思ったそうですが、その不安を払拭してくれたのがとわくんでした。飼い主さんは、里親募集サイトでとわくんを見かけるとその愛くるしさに心を奪われ、すぐ問い合わせることに。

「先住犬と少し似ているところや、一緒に助けられたきょうだいは里親さんが決まったのにまだお迎えされていなかったことから、『この子はうちの子になるのを待ってるのかも？』と思いました。そして、夫の『迎えに行こう！　問い合わせて！』との一声ですぐに保護主さんへ連絡して、翌日にはとわを迎えるために車を走らせていました」