大きな土佐犬の右前足にもたれかかり、椅子のように座り込んだ小さな白ねこが大きな注目を集めています。この写真が撮影されたのは、3年前の10月。種類も体格もまったく違う2匹は、その後どのような関係を築いているのでしょうか。X（ツイッター）で話題になった投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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大きな顎ちゃんを従える子ねこ時代の爪くん　昔も今も変わらない仲の良さにキュン

　古民家で暮らす土佐犬の女の子「顎（アギト）」ちゃんと元保護ねこの男の子「爪（そう）」くんは、Xアカウントで3万人超のフォロワーを抱える大人気コンビ。飼い主さんが綴る、微笑ましくもにぎやかな日常はたびたび注目を集めています。

　今回注目を集めたのは、爪くんをお迎えしてまもない3年前に撮影された一枚です。当初からとても仲良しだったという2匹。床に座り込んだ顎ちゃんの右前足を、爪くんは椅子のアームレストのようにしてもたれかかっています。

「細かいところまでは覚えていないのですが、小さな頃から、ねこはいぬがくつろいでいると自分も一緒にくつろいでいました。きっと、そばにいようとしたのだと思います」

　後方から見守っていた飼い主さんはその様子を撮影。当時の懐かしい写真に「3年前の10月。『王にだけ許されし椅子』みたいな構図なんよ」とのコメントを添えてXで公開すると、4000件以上の“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「アギちゃんとの出会いでネコリアンは小さな白い土佐ねこになったんですね」「ネコリアン様、そっと肩に沿わせた手がかわいいですね」「ここのスポットが最高なのでここで！　ネコリアン様、お餅様のもちもち具合を堪能ですね」など、多くの声が寄せられています。ちなみに、ネコリアンは爪くんのニックネームです。

3年を経て2匹の関係性に変化がみられたこととは？

　このとき、顎ちゃんは小さな爪くんの匂いをクンクン。それから2匹は、奥の部屋に移動して仲良く遊んでいたといいます。言葉は介さずとも、お互いにわかり合っているようですね。

「今も、このときとまったく同じではありませんが、似たようなポーズでくっついていることは割とよくあります」

　3年の月日をともにしてきた顎ちゃんと爪くん。現在は7歳と3歳になりました。そして最近、その関係性に少し変化がみられるようになったそう。いったい、どのようなところが変わったのでしょうか？

「ねこが小さい頃、いぬは鳴き声を聞きつけるとすぐ駆けつけていました。けど最近は、ねこに呼ばれると、私に対して『行ってきて』と頼んできます。一方、ねこは相変わらず。いぬが動くと一緒についていきます」

　顎ちゃんは、爪くんがもうはかなげな子ねこではないことをわかっているのかもしれませんね。お互いの成長を感じながら、今なお、良い関係を築いている2匹は、間違いなくベストパートナーといえるでしょう。

　顎ちゃんと爪くんの普段の様子はXのほかにも、YouTubeチャンネル「ジョー」で見ることができますよ。

○取材協力：ジョーは犬＆猫と共に古民家で暮らしている（@6464prpr）さん

（Hint-Pot編集部）