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飲み会の割り勘問題 酒が飲めない私にやたらデザートを勧める女友達の本音にモヤモヤ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

写真はイメージです【写真:写真AC】
写真はイメージです【写真:写真AC】

 SNS上で度々論争となり、賛否両論ある「お酒が飲めない人の割り勘は不公平」問題。お酒が飲めない人にとっては、ソフトドリンクよりも割高なお酒を飲んでいる人達と同額を払うのは、「損だ」感じているという意見をよく耳にします。お酒を飲まない人が、飲む人に配慮して欲しいこととして「割り勘にしないで欲しい」ことを挙げることも。お酒が苦手だという藤本景子さん(仮名・33)は、飲み会の会費や割り勘は「参加費」として割り切っていると言いますが、全く別の悩みがあるといいます。

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ここ数年で割り勘に気を使われるようになった?

「飲み会の割り勘に関して、過剰に気を使われるようになったのは、ここ数年のことのような気がしますね」

 学生時代から、お酒は苦手だけど飲み会の雰囲気は好きだったという景子さん。20代前半の頃は、お酒が飲めない人の割り勘代金に関しては、気を使って安めに設定してもらえることもありましたが、ないことも多かったそう。

「お酒が飲める人でも飲酒量には個人差がありますし、それを言い出すと個々で食べた分だけお会計するのが一番いいことになってしまいますよね。気を使ってもらえたらお言葉に甘えることもありますが、基本的には飲み会の『参加費』として払うものだと思っているので、安くしてほしいと主張することはないんです」

 しかし、近年この「お酒が飲めない人の割り勘は不公平」問題が、SNSで度々話題に上がるようになったこともあり、気を使われることが増えてきたのだそう。景子さんにとってはうれしい反面、ちょっとモヤモヤすることがあったといいます。

断っているのにシメのデザートをやたらと勧められる

 初めて“それ”があったのは、前職の同僚女性達3人と会い、夜に食事をした日のこと。景子さん以外の3人はお酒好きだったので、自分のことは気にせず好きなだけ飲んでほしいと声をかけていたそうです。そして、会も終盤に差し掛かり、店員がラストオーダーを取りに来た時でした。

 ひとりが景子さんに対し、デザートを注文するようメニューを開きながら勧めてきたそうです。しかし、景子さんはすでに甘いソフトドリンクを何杯も飲み、おなかはいっぱい。景子さんはデザートを断ったのですが、その人はしきりに甘いものを食べるよう勧めてきたそうです。

「やたらと、私(景子さん)だけにデザートを食べたほうがいいと勧めてくるんですよ。ダイエットが気になるからといっても、いいじゃん! とか言ってけっこう強引に勧めてきましたね。結局3人は最後に1杯ずつ頼み、何も頼まない私に気を使ってくれたのか、温かいお茶を勝手に頼まれてしまいました。おなかの中がタプタプで辛いと思いつつも、店員さんに悪いと思い飲み干しました」

 飲み会は楽しいままお開きになりデザートをやたらと勧められたことなど、すっかり忘れていったという景子さん。しかし、不思議なことに、その後も違うメンバーで飲みに行った際にデザートを勧められることが増えたそうです。