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藤井聡太八冠の昼食は秋らしさを感じる豪華な御膳 タイトル防衛がかかる竜王戦第2局1日目の“勝負飯”まとめ
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王座のタイトルを獲得し、史上初の八冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王)独占という快挙を成し遂げたばかりの藤井聡太八冠。2度目のタイトル防衛をかけた第36期竜王戦七番勝負第2局1日目が17日、京都府京都市の「総本山仁和寺」で行われています。挑戦者の伊藤匠七段は20歳で、21歳の藤井八冠とは同学年。初戦を制したのは藤井八冠でした。若き棋士たちの熱い戦いはもちろん、コンディションを左右する食事にも注目が集まっています。両者が選んだ“勝負飯”を見てみましょう。
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午前のおやつで藤井八冠は和菓子、伊藤七段はフルーツ盛り合わせを注文
第2局の戦いの舞台は京都。会場は、世界文化遺産としても知られる「総本山仁和寺」です。7日に行われた王座戦第4局の開催地も京都で、藤井八冠にとっては京都でのタイトル戦が続いています。
タイトル全制覇からつかの間、竜王戦第2局でも熱い戦いを見せる藤井八冠。歴史的偉業を成し遂げてから初となる対局の午前のおやつに、和菓子の詰め合わせ「京の秋の冨喜寄」を選びました。そのなかのひとつ「西陣風味」は、羽二重餅の皮で黒ゴマ入りのこしあんを包んだ、なめらかな口当たりがおいしい和菓子です。飲み物には「ほうじ茶(ホット)」と「アイスコーヒー」を注文しました。
一方、伊藤七段は「フルーツの盛り合わせ」をチョイス。メロンやイチゴなど、フレッシュでカラフルな11種類のフルーツがお皿を彩りました。飲み物は1種類のみで、「アイスティー(ストレート)」を選んでいます。
昼食の時間には、秋を感じるメニューが並びました。藤井八冠が選んだのは「紅葉御膳」。モミジの葉をかたどったごはんや、お刺身、焼き魚などが入った豪華な御膳です。お吸い物や甘いわらび餅も添えられています。
伊藤七段は「菊花御膳」を注文。じゃこがのったごはんやお刺身、大きなエビの天ぷら、焼き魚など、どれから食べようか迷ってしまいそうな御膳です。午後の対局に向け、華やかなランチでパワーチャージしました。
午後のおやつは両者ともにスイーツをオーダー
熱戦が繰り広げられるなか、午後のおやつの時間に。藤井八冠は「ショートケーキ」を選びました。大粒のイチゴがのったショートケーキは、スポンジの間にもイチゴが入っています。甘いケーキに合わせて、飲み物は「アイスティー(ストレート)」を注文しました。
午前のおやつでフルーツ盛り合わせを食した伊藤七段は、午後のおやつで秋の食材を使ったスイーツと京都らしい飲み物をチョイス。2種のチョコレートをブレンドしたクリームと和栗の甘露煮をもなかで挟んだ、「MAISON CACAO 和栗のモナカ」と「宇治本簀(ほんず)抹茶」で集中力を高めました。
両者は2日目の“勝負飯”に何を選ぶのでしょうか。将棋盤外にも、引き続き熱い視線が注がれそうです。
(Hint-Pot編集部)