どうぶつ
苦手な爪切りを頑張るウサギ 足を震わせながら耐える姿にねぎらいの声 「偉いねぇ」
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爪切りが苦手なペットは少なくありません。お手入れのたびに、嫌がる姿を見て胸を痛める飼い主さんもいるでしょう。X(ツイッター)では、動物病院で爪を切ってもらうウサギの姿を収めた動画が話題に。看護師さんの膝の上にちょこんと座り、小さな体で耐える姿にたくさんのエールが寄せられています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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爪のメンテナンスのため病院を訪れたウサギ 震える姿に応援の声続出
「今回も頑張ったね プルプルしているので毎回先生が素早く爪を切ってくださいます。歯が伸びていたようなので、乾燥コーンと牧草をモリモリにしようかな……」
そんなコメントが添えられた動画には、動物病院の看護師さんに抱きかかえられ、膝の上に座るウサギの姿が。もうひとりの看護師さんが手早く爪を切っていきますが、ウサギは顔を強張らせている様子です。さらに、前方に投げ出された両後ろ足が小刻みに震えています。飼い主さんはその姿を、そばでずっと見守っていました。
「ほぼ毎回プルプルしています。体勢のせいなのか怖いのか……。しっかり抱っこしてもらっていても震えてしまいます。爪切りのあとに歯のチェックなどもあるのですが、そのときも震えていました。体重計に乗せられたとき、ようやく震えが止まりました」
じっと耐えるウサギの姿を収めた動画がXで公開されると、5.3万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「頑張っている姿が健気」「プルプルで草 かわいそうだけどかわいい」「あー ふるふるしてる! 怖かったねぇ。偉いねぇ。かわゆいねぇ。偉い!」など、ウサギを労う声がたくさん寄せられています。
家族を迎える日はいつも雨…「おかげで雨の日が好きになりました」
爪切りの試練に立ち向かったのは、ウサギの男の子で6歳の「アメちゃん」。2歳の白文鳥「フミちゃん」と一緒に、飼い主さんのおうちで暮らしています。
アメちゃんと出会う前は、ウサギの「キジローちゃん」と暮らしていた飼い主さん。たくさんの愛情を注いでいましたが、残念ながら2017年に虹の橋へ見送りました。
悲しみに暮れる飼い主さんでしたが、やがて再びウサギをお迎えしようと決意。しばらく運命の子を探し回ったのちにアメちゃんと出会い、家族の一員としてお迎えすることにしました。
「アメちゃんを連れて帰った日、ちょうど雨が降っていて、移動中に『雨ちゃん』と仮名で呼んでいたのがそのまま名前になりました。フミちゃんをお迎えした日も雨で、おかげで雨の日が好きになりましたね」
優しい飼い主さんに迎えられたアメちゃん。震えながらも爪切りを頑張れたのは、そばで飼い主さんが見守っていてくれたからこそ。そんなアメちゃんのことを、キジローちゃんもお空の上から応援してくれていたはずです。
のびのびと暮らすアメちゃんの様子は、YouTubeチャンネル「KIJI KIJI」でも公開中。また、飼い主さんの日常を綴るXアカウント(@NANTO_6480)やnoteも見逃せませんよ。
○取材協力:アメちゃん(雨)♂(@kijiro_kijiro)さん
(Hint-Pot編集部)