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藤井聡太八冠の“勝負飯”は 昼食には海の幸たっぷりのバターライスでパワーチャージ 竜王戦第3局1日目まとめ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

藤井聡太八冠の昼食。海の幸がたっぷり盛りつけられたバターライス【写真提供:日本将棋連盟】
藤井聡太八冠の昼食。海の幸がたっぷり盛りつけられたバターライス【写真提供:日本将棋連盟】

 将棋の藤井聡太八冠に伊藤匠七段が挑戦する、第36期竜王戦七番勝負第3局が行われています。将棋の八大タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王)を独占する藤井八冠が2度目の竜王防衛に王手をかけるのか、それとも伊藤七段が一矢報いるのか。会場は福岡県北九州市の「旧安川邸」。白熱の対局にも注目が集まりますが、北九州ならではの魅力がたっぷり詰まった“勝負飯”も話題になっています。

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午前のおやつは北九州市の魅力が詰まったスイーツ

 海に囲まれた北九州市は温暖な気候で、黒潮の恵みや肥沃な平野など、四季折々で豊かな食材を楽しむことができます。北九州市指定有形文化財の「旧安川邸」で行われている、竜王戦第3局のために「北九州グルメ勝負めしプロジェクト」が発足され、80もの公募のなかから食事、スイーツ、ドリンクの計27品を厳選しました。

 そんな魅力的なメニューのなかから、藤井八冠は午前のおやつとして「福を呼ぶ 河豚最中」と「北九州和製コーヒー【焙煎玄米麹】」をチョイス。関門名産のフグを模したもなかは、あんを一つひとつ手詰めしたことで、粒あんの食感が楽しめるこだわりの一品です。そして、合わせた飲み物はコーヒー豆もミルクも使用していないノンカフェインの“コーヒー”。黒焼き玄米と米麹で仕上げています。

 一方、伊藤七段は「ネジメカ&コク旨チーズセット」と「北九州産の赤紫蘇ジュース」を選びました。工業都市の北九州市らしい、工具を模したサブレと食べて遊べるネジ型のチョコレート、低温でじっくり焼き上げたベイクドチーズケーキがセットになったボリューム満点の一皿です。ジュースは自家製シロップを使用。生絞りかぼすがアクセントになったさわやかな味わいです。

好物のバターライスを選んだ藤井八冠

伊藤匠七段の昼食。添えられたオリーブオイルをかけると、より奥深い味わいに【写真提供:日本将棋連盟】
伊藤匠七段の昼食。添えられたオリーブオイルをかけると、より奥深い味わいに【写真提供:日本将棋連盟】

 昼食で藤井八冠は、「北の海鮮バターライスっちゃ」をオーダーしました。豊前本ガニに赤ウニ、キャビアと高級食材をふんだんに使用した贅沢な一品です。実は藤井八冠は、バターライス好きで知られ、関西将棋会館で対局の際にはたびたび、同会館1階にある洋食店「レストランイレブン」のバターライスを注文しています。

 洋食を選んだ藤井八冠に対し、伊藤七段は和食を選択。「海老香る 関門地ダコの冷製にゅうめん」を注文しました。クルマエビから取った香り豊かなエビだしに、のど越しが良いそうめんがぴったり。関門地ダコやイクラがたっぷりと添えられた、海の恵みをしっかり感じられる一杯です。

武蔵と小次郎の決闘をスイーツで表現

 拮抗したまま迎えた午後のおやつ。藤井八冠は、伊藤七段が午前のおやつで注文した「ネジメカ&コク旨チーズセット」を選びました。合わせたドリンクは、「一枝アイスティー」。アールグレイに10種以上のハーブや香辛料を合わせた、ワイングラスで飲む高級感あふれるアイスティーです。

 伊藤七段は午後のおやつでもボリュームたっぷりのスイーツを。「武蔵と小次郎スイーツの戦い」は、北九州市から船で向かうことができる巌流島での決闘になぞらえ、和のフルーツ大福と、洋のしっとり濃厚なイチゴブラウニー串が盛りつけられたワンプレートです。飲み物は、藤井八冠が午前に注文した「北九州和製コーヒー」でした。

 こだわりのメニューが並ぶ今対局。2日目の“勝負飯”には何が選ばれるのか、引き続き熱い視線が注がれています。

(Hint-Pot編集部)