飼い主さんになでなでされるオカメインコ。そこへ1羽のセキセイインコが現れます。次の瞬間、セキセイインコは右足でオカメインコをキック。すると、怒ったオカメインコは飼い主さんの仕業だと思ったのか、手をくちばしで突いて報復し始めました。思わぬとばっちりを受けた飼い主さんに、3.6万人から同情する声が。いったい、なぜこんなことに？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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オカメインコとセキセイインコの板挟みになった飼い主さん

「濡れ衣を着せられるとは、このこと」

　そんなユニークなコメントを添えてXに投稿された動画には、飼い主さんに頭を撫でてもらうオカメインコの姿が映っています。とても人馴れした様子で、ほのぼのとした時間が流れますが、画面右からセキセイインコが現れました。

　そして、しばらく“ふたり”の様子を見守っていたセキセイインコは、なぜか突然、右足を高く上げてオカメインコの横腹をキック。驚いたオカメインコは、間髪を入れずに怒りが爆発!?　鋭いくちばしで飼い主さんの手を突き、攻撃し始めました。

　理不尽な扱いを受けた飼い主さんの動画は、なんと3.7万件もの“いいね”を集める大反響に。リプライ（返信）には「あ、飼い主さん、とばっちり　そして師匠は知らん顔」「完全にセキセイさん狙っていますねw」「かわいいあんよで、そんなことを」「セキセイ、ナイス蹴り」「右キックウケる」など、まるでコントのような一連の流れに爆笑する声が寄せられています。

仲睦まじいルルちゃんとむあくん　キックをした理由にほっこり

　八つ当たりをしていたのは、オカメインコの女の子で5歳の「ルル」ちゃん。そして、キックをしたいたずらっ子は、セキセイインコの男の子で4歳の「むあ」くんです。

　2羽の素敵なお名前は、ハワイ語が由来になっています。おとなしくおっとりしたルルちゃんには「静かな」という意味を持つ言葉を、末っ子ながらやんちゃで家族のリーダー的な存在のむあくんには、「リーダー」や「前へ」など前向きな意味を持つ言葉を選び、命名しました。

　飼い主さんによると、むあくんがルルちゃんをキックしたのには、ある理由があるそうです。

「セキセイインコのキックには、“愛のプロポーズ”の意味があるといわれています。むあはルルに対して好意を持っているので、ちょっかいを出した感じです」

　もしかしたら、むあくんはルルちゃんに「僕を見て！」と自分の存在をアピールしたかったのかもしれませんね。このあと、ルルちゃんは何事もなかったかのように、再び飼い主さんに「なでなでして～」と要求。それに応えて、飼い主さんはルルちゃんを撫でてあげたそうですよ。

「ルルとむあはお迎え当時からとても仲が良く、放鳥するといつも一緒に遊びます。どちらかの姿が見えなくなると、お互いの居場所を確認するために“呼び鳴き”するほどです」

　ルルちゃんとむあくんの日常は、インスタグラム（lirolulumua）でも見ることができます。また、飼い主さんがNAPBIZ公式ブロガーとして筆をとるブログ「リロルルさんちの日常」も見逃せませんよ。

○取材協力：リロルル（@lirolulumua）さん

（Hint-Pot編集部）