食
リンゴが「1日1個で医者いらず」といわれるのはなぜ? 3人の現役医師が説くリンゴの効能
公開日: / 更新日:
心にも効く? リンゴの優れた効果とは
最後にお話を聞かせてくれたのは、イシハラクリニックの副院長・石原新菜先生。漢方医学や自然療法、食事療法を専門とし、メディアでも活躍しています。
石原先生にとってリンゴは、「ウェルビーイング」な生活を送るうえで欠かせないフルーツなのだとか。
ウェルビーイング(Well-being)とは、心身ともに健康で満たされた幸せな状態を表す言葉です。現在、さまざまな研究が進み、腸内環境と脳のストレスが関係していて、腸が体だけではなく心もコントロールしていることがわかってきているといいます。
ちなみに、腸内環境を整えるために石原先生が実践しているのが、朝食前に飲むリンゴとニンジンのジュース。リンゴ1個とニンジン2本をジューサーにかけ、噛むようにしてゆっくり飲む。これを毎朝続けることで、石原先生は健康を保っているといいます。
「ウェルビーイングな生活を送るために、栄養&食物繊維が豊富なものを食べることが欠かせません。また、その土地で育った食材、旬に沿った食材を食べることが健康に結びつく『身土不二(しんどふじ)』という食養の考え方があります。この考えでいえば、旬が長く、国産のものがどこでも手に入るリンゴは日本人にぴったり。朝食に、おやつに、リンゴを食生活に上手に取り入れて、ウェルビーイングな生活を目指してください」
青森県をはじめ、日本国内では約2000品種が栽培されていて、ほぼ一年中おいしいリンゴを楽しむことができます。手に届きやすい価格で売られていることも、リンゴのメリットです。
この冬、積極的にリンゴを食習慣に取り入れ、医者いらずの生活を目指してみませんか?
(和栗 恵)