どうぶつ
ポニーが出走のイベントに本職の騎手や実況アナが集結 「終始なごやかな負けられない戦い」にほっこり
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ポニーが好きすぎる飼い主さんの夢が叶いました。夏場には、ほっかむりで熱中症対策をしていたポニーの様子を掲載。同じ場所で、今度はポニーが競馬の障害レースを行いました。「日本一馬好きな呉服屋の我妻とエピ コジュウチョウサン」の公式X(ツイッター)アカウントに、本格的な動画がアップされています。ポニーのため、さすがに人は乗っていませんが、引かれながら軽快なジャンプ。引いているのは、競馬の障害レースで「絶対王者」とされたオジュウチョウサンに乗っていた、石神深一騎手という本格ぶりです。当日の様子について、我妻登鷹(わがつま・のぶたか)さんにお話を伺いました。
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ポニーが手製の障害を飛び越えるイベント 本職の騎手や厩務員、実況アナが集結
開催されたレース名は「富里スモールジャンプ」。4月に中山競馬場で行われる障害GIの「中山グランドジャンプ」を参考にして付けられました。参加した小柄なポニーの隣には、本物の騎手と、馬を世話する厩務員(きゅうむいん)の姿が。インタビュアーは、実際に競馬の実況をしている山本直也アナウンサーです。
ポニーの名前は「エピ」。別の名が「コジュウチョウサン」です。競馬の障害レースで絶対王者と呼ばれたオジュウチョウサンをもじりました。騎手の石神深一さんは、オジュウチョウサンに乗っていた本職。厩務員の長沼昭利さんも、オジュウチョウサンの世話をしていた本職です。ポニーが手製の障害を飛び越えるイベントには、それぞれの本職の人々が駆けつけました。
企画した我妻さんは「本気でふざけようと思いまして。SNSで拡散していたら、実際につながったりして実現しました。本当にもう悔いがないくらいうれしいです」と感慨深げ。
我妻さんの本職は呉服店。馬が好きで、千葉県富里市内でポニーを飼育中です。大好きなオジュウチョウサンを参考にコジュウチョウサンとし、メンコ(馬の顔を覆う覆面)も本物とほぼ同じものを製作しました。ゼッケンももちろんお手製。ポニーなので人間は乗れませんが、石神さんと長沼さんと一緒に駆け抜けました。
実況を担当したアナウンサーの山本さんが、インタビュアーも担当。“レース”後の会見で、石神さんも「負けられなかったのでホッとしました」と会場を沸かせました。長沼さんは「けがなく帰って来られて良かった」と笑顔。本気の遊びですが、コジュウチョウサンへの愛が伝わってきました。
インタビュー動画のリプライ(返信)には、「やっぱり『遊びは真剣に!』ですね」「コジュウさん石神騎手好きすぎてるね~ 終始なごやかな負けられない戦い」「何度見てもおかしくて、心がほっこりするよね」「コジュウちゃんも勝利を噛み締めていますね 石神騎手、長沼さん、山本アナ みんな楽しそうで見ているだけでポワポワします」など、本気の遊びを楽しんだ参加者たちを称える声が寄せられています。
今回は会場が狭く、一般開放はありませんでした。しかしXでは盛り上がりを見せており、第2回があれば開放されるかもしれません。それまでは、Xで様子を見守りたいですね。
(Hint-Pot編集部)