キッチン用のマットやラグは、床に傷や汚れがつくのを防止できる便利なアイテムです。しかし、床の材質によっては「ずれやすい」という問題も。とくに裏面に滑り止めがついていないタイプのマットは、少し歩いただけでずれてしまいます。つまずいたり、転んだりする危険がありますし、いちいち元の位置に直してイライラ……。そんなお悩みが、ご家庭にある食品用ラップフィルムで解決できるそうです。マットのずれを解消する裏ワザを検証してみました。

　◇　◇　◇

マットがずれる理由とは

　滑り止めがついたマットでもずれるようになってしまうのは、滑り止めの劣化が原因。使用年数の経過とともに、滑り止めの力が劣えていきます。つまずいたり、転倒したりするリスクが高まるので、安全のためにもずれないようにしたいところです。

　そこで今回は、食品用ラップフィルムを使い、マットのずれを解消できる裏ワザに挑戦。食品用ラップフィルムの素材に使われるポリ塩化ビニリデンには高い粘着性があり、床とマットの間に摩擦を発生させ、ずれにくくなるという仕組みです。マットを敷きたい場所に食品用ラップフィルムを敷くだけという手軽さですが、気になるのはその効果。裏ワザを施してからどれくらい効果が持続するのかとともに、検証しました。

【用意するもの】
固定させたいマット（今回は滑り止めがついていないものを使用）
食品用ラップフィルム