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七五三のお祝いに贈る花 おすすめの形状や種類をコーディネーターに聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:のなか りえこ
七五三は毎年11月15日に行われます。子どもの成長に感謝し、これからの健康を願う伝統的な行事です。地域や家庭によってお祝いの時期やスタイルは変わりますが、ハレの日のお祝いに花を贈る場合、どのような花が良いのでしょうか? フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんが解説します。
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七五三の主役は子ども ブーケなら持ちやすい小ぶりなものを
七五三は、一般的に3歳の男女、5歳の男の子、7歳の女の子が行う人生の通過儀礼です。11月15日に晴れ着を着て神社に参拝する習わしで、現在は和装だけでなく、洋装を着用するケースも増えています。そんな晴れ姿をお祝いする花に決まりはありませんが、花を贈る際に気をつけたい点は次の通りです。
まず、七五三は子どもが主役という点。ブーケならば、子どもが持ちやすい小さめのものを渡すと喜ばれるでしょう。また、子ども向けのモチーフをつけたアレンジメントもおすすめ。あらかじめ花店で予約しておくとスムーズです。
宅配便などで送るならば、贈る相手に、七五三のお祝いをいつするのか確認します。できればお祝いする前の、在宅のタイミングで届くようにすると良いでしょう。
子どもの成長を祝うのに適した花3選
子どもの成長を祝う七五三に、おすすめの花を3つ紹介します。どれも贈り物に定番の花として一年中、人気がありますが、ちょうど七五三の頃が旬。花姿が美しいものが店頭にたくさん並びます。ほかの花と合わせてブーケにしても、アレンジメントにしても良いでしょう。
○菊(マム)
通年見かける花ですが、本来は秋の花です。菊というと、仏花のイメージがある方も多いと思いますが、昔から縁起の良い花、または邪気を払う花とされています。色や種類が豊富なので、和装にも洋装にも合わせやすい面で重宝され、花もちが良いのも特徴です。
○バラ
贈り物の定番で、年代を問わず人気のある花です。とくに七五三の頃は、一年のうちでバラが最も美しい時期でもあります。種類が豊富で、香りのあるもの、枝分かれしたスプレータイプのものも。色もさまざまあるので、ほかの花と合わせやすいでしょう。
○ガーベラ
通年流通しているガーベラですが、旬は春と秋です。咲き方もいろいろありますが、なんといっても色が豊富。発色の良いものややわらかい色味のものがあり、華やかさを演出します。花言葉は色によって異なりますが、「希望」「前進」「思いやり」「優しさ」などで、ネガティブなものはなく、前向きなものが多いのが特徴です。
(Hint-Pot編集部)
のなか りえこ
フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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