犬種を問わず、適切なトリミングは犬の健康を保つためにとても重要です。とくにプードルなどの毛が伸び続ける長毛種は、定期的なお手入れをしないと、全身が毛玉に覆われて歩けなくなってしまう場合も。米フロリダ州では、屋外で放置された繁殖犬が、ひどく汚れた状態で保護されました。その犬は長毛種だったため、保護団体がトリミングをしてくれる人を緊急募集することに。その後、生まれ変わったように美しくなった姿に感動の声が広がっています。

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3人がかりで3時間かけて生まれ変わったロレッタ

　伸び切ってゴワゴワになった被毛。顔や足回りは茶色く汚れて、本来の色がわかりません。米フロリダ州にある犬の保護施設「プードル・アンド・プーチ・レスキュー」は現地時間4日、屋外の檻の中にいたという保護犬でプードルの「ロレッタ」を公式SNSアカウントで紹介しました。

　米誌「ピープル」によると、通報を受けレスキュー隊が駆けつけると、明らかに放置されており、繁殖に使われていた可能性が高い状態でした。ロレッタはひどく汚れており、歩くのも困難だったのです。そのため保護団体はまず、ロレッタをきれいにしてくれるトリマー探しをすることに。ロレッタの写真とともに、SNSで支援してくれる人を緊急募集したところ、信じられないほどの大反響を呼びました。

　その後、ロレッタは投稿から24時間も経たないうちにトリミングを受けられることに。3人がかりで3時間もかけて、汚れた毛がさっぱりと刈られました。こうしてロレッタは、スレンダーで清潔感たっぷりの姿に生まれ変わったのです。

　その姿がSNSに投稿されると、「とても心温まる！」「かわいい娘さん、応援しています！」「とても良くなったわね。彼女はゴージャスだわ」など、感動の声が多く寄せられました。

　その後、きれいにしてもらったロレッタは獣医を受診。鉤虫症や心臓病、関節炎を患っており、体重が少ないこともわかりました。今は里親の家で休養し、完全回復に向けて治療を行っているそうです。

　驚きの変貌を遂げたロレッタ。これから、幸せな未来が末永く続くことを願わずにはいられません。

（Hint-Pot編集部）