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6歳で捨てられた保護犬にセカンドチャンスを 行く末に米国で注目 「胸が痛む」
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安易な気持ちで動物を家族にお迎えし、さまざまな理由から飼育困難になり手放す事例が見られます。米国の保護施設で里親を待つ、純血種のジャーマンシェパード「ゴクウ」もそうして手放された犬のうちの1匹です。とても忠実な犬ですが、飼い主のもとに生まれた赤ちゃんが喘息だったため保護施設に連れてこられました。ゴクウのその後に注目が集まっています。
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知的なジャーマンシェパードのゴクウ
6歳のゴクウは、もともとブリーダーから迎えられた純血種のジャーマンシェパードで、手放されるまで大切に育てられてきました。ところが、新たな家族の誕生によって、これまで育ててくれた飼い主のもとから離れることに。
それというのも、誕生した赤ちゃんが喘息を患っていたため、一緒に暮らすことが困難になってしまったのです。そこでゴクウは、米フロリダ州にあるアニマルシェルター「ブロワード群人道協会」に引き渡されました。
同団体によると、ゴクウはほかの犬たちとも仲良くできていました。知的かつとても忠実で、もとの飼い主のことをずっと探していたそうです。
同団体は、「あなたは彼に愛のセカンドチャンスを与えることができますか?」とのメッセージを添えてゴクウの動画をTikTokに投稿し、里親を募集しました。
投稿の翌日には新たな家族のもとへ
投稿には、130万件を超える“いいね”が集まりました。さらに、「かわいそうな子ですね。シェパードは家族との絆が強いですから、きっと心を痛めていることでしょう」「これを見ると胸が痛む」「この週末に会ったとき、彼はひどく鳴いていたよ。彼はずっと飛び上がって私を抱きしめて、離そうとしなかったんだ」など心を痛める人が続出しています。
現在、ゴクウはどうなったのでしょうか。動画が大注目を集めたおかげもあり、なんと翌日には譲渡が成立。動画を観て、ゴクウに愛のセカンドチャンスを与えなければならないと思ったカップルがすぐに迎えにきてくれたのです。団体は、うれしそうに施設から出ていくゴクウの姿も投稿しています。
動物を迎える際には、10年後、20年後のことをしっかり考えることが大切です。ライフスタイルの変化にどう対応するのか、経済状況や健康状態にもしものことがあったらどうするのか、よく準備をしてからお迎えしましょう。
(Hint-Pot編集部)