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カリフォルニアの道端に「油揚げ、しらたき…」のなぜか日本語メモ 発見者は“漢字の竹輪”に久々に感激

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

米カリフォルニアで見つけたメモに驚き(写真はイメージ)【写真:写真AC】
米カリフォルニアで見つけたメモに驚き(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 買い物に行くも何を買いに来たか忘れてしまった。忙しい毎日を送る中でこんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。そんな時にはメモが役立ちますが、日本語で書かれた紙が、とある変わった場所で見つかったとX上で話題になっています。投稿者に見つけた経緯と状況について話を聞きました。

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カリフォルニア暮らしは「家も日用品も食費も全部高い」

 めったにお目にかからない状況に驚きを隠せません。米カリフォルニア州に在住するカリフォルニアのぐーたら母さん(@maddmama123)が投稿した写真には「油揚げ」「しらたき」や「れんこん」などなじみのある日本語と食材の名が書かれているほか、「キムチ」や「コチュジャン」、「長いひじき」など少し変わったものまで。「Bread」や「apple」の文字もありますが、ほとんどが日本語で書かれています。

「週末に家から車で50分くらいの公園に家族で行ったのですが、その道端で『ママ〜日本語書いてあるよ〜!』と9歳の娘が見つけました。私がどれどれ? とのぞき込んだらこのメモでした(笑)」。当時の状況を振り返り、思わず笑ってしまっていました。

 その後、「珍しいので写真に撮って後でゆっくりメモを眺めました。日本人の多い地域に住んでいますが、実際交流する事ってほとんどないので日本語のメモを見た時なんだかうれしくて久しぶりに漢字の竹輪という文字を見て癒やされました」と久しぶりの日本との“再会”にほっこりした様子でした。

 東京との距離は約8550キロ。さまざまな状況が考えられますが、はるか遠く離れた場所で日本語のメモが落ちていることを考えると驚きも無理はありません。

 さらに「地域によってかなりバラつきがあるのでなんとも言えませんが、子どもの学校でうちの子以外で日本語しゃべる子は1人しかいないかと思います。近所で知ってる日本人は2家族くらいでしょうか」と周りに日系人は多くないとのことです。

 また、「日本語のメモの落とし物を米国で見るのは初めてでしたのでびっくりしましたし、娘が日本語が書いてあると分かったのもうれしくて彼女を褒めました」とひょんなところで娘の成長も実感し、驚いていました。

 今年7月にはカリフォルニア州デスバレーで53度を記録するなど酷暑のニュースも聞かれましたが、現地での暮らしはいったいどのようなものなのでしょうか。「日本から直行便がたくさんあって行き来しやすいですし、南カリフォルニアは年間通して天気が良く、湿気も少なくて過ごしやすいです。ただ生活コストが高いですね。家も日用品も食費も全部高いです(笑)」。

 カリフォルニアで純和食を作るメモ。現地でこれらの食材を調達するのは難しくないのでしょうか。「野菜や納豆、冷凍食品やお菓子など日本の物はほとんど買えると思います。最近は日本産のあまおう(1パック約30ドル=約4500円)やクラウンメロン(1個約100ドル=約1万5000円)が超高額で売られていますよ! 日本から来る日本産商品は、大体日本の小売価格の2~3倍の値段で売っています」と事情を明らかにしました。

 一方で、「最近は割とアジア系の食材が大手一般のスーパーにも置いてあるのであまり困ることはないですが、刺身で食べるような魚は普通のスーパーにはないですね。あとは薄切り肉もないです」と入手しづらい商品もあるとのことです。

 この投稿には「わりとご年配の筆跡のような気がする。筆記体が綺麗」「ちくわをちくわぶ… ネイティブですね」「なにを作ろうとしてるのか皆目見当が付かない。ひじきの煮物かしら?」「完全に上級者のチョイスですね…」など反響があり、料理の予想も白熱しています。カリフォルニアのぐーたら母さんは反応の多さに「主婦の日常の独り言みたいなアカウントなので、普段決まった人しか見ておらず、こんなに多くの方が反応してくれてびっくりしています。特に在米、在外の方が反応してくれている様で嬉しいですね」と喜びを口にしました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)