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日本人が感じる“生きづらさ” 英国との違いをまとめた漫画が大反響 「大変だけどありがたい国に住んでる」
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どちらも長所と短所がある 肩の力を抜いてみよう
日本社会の「生きづらさ」に関するニュースを目にする機会が多くなりました。日本は秩序的で物質的にも恵まれ、豊かな国であることは間違いありません。しかし、この息苦しさの原因は何なのでしょうか。イギリスに住んだことがあるという、漫画家の竹内絢香さんがその経験から「日本で暮らすハードルについて考えたこと」を漫画にまとめると大きな反響を呼びました。イギリスにも日本にもいいところがある、竹内さんが出した答えとは? 話を聞きました。
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昨年末からツイッター上で「読んだ人の気持ちが少し楽になる」漫画を発表しているという竹内さん。一連の作品は発表する度に話題を呼び、「みんな悩みながら生きているんだな……」と強く感じているといいます。これまで「暴言を吐く人について気付いたこと」や「褒められるのが苦手な私に、友人が教えてくれたこと」など、日常生活のなかで気が付いたことを漫画にまとめています。
竹内さんはその一環として、イギリスに住んでいた頃のことを思い出し、日本での生活について考察してみました。長年イギリスが大好きで、いつか暮らしてみたいと思っていたという竹内さんは、2015年に思いきって会社を退職し渡英。私費留学をしています。
留学中、個人差はあれど、例えば食事を作ることや服装などにおいて「日常のハードル」が低いと感じる場面がたくさんあったそう。そして、帰国して感じたのが、日本での暮らしのありがたみでした。あらゆるものがキレイ、安全で快適。竹内さん自身も「日本の暮らしが大好き」だといいます。
けれども、それを支える「日常のハードル」は、実はとても高いということが、日本で暮らしていると気付きにくいもの。知らず知らずに上げてしまっている、この「日常のハードル」を「認識するのも大事」だと気が付きました。
「生き方が多様になる一方で、それを支える制度やものの見方が追い付いておらず、日々起きる大変なことを個人の頑張りに任せてしまっている場面が多いのかなと考えています」と竹内さん。
「イギリスの方が優れている」「日本の方がすごい」というわけではなく、それぞれの良さを認識し、日本では当たり前とされがちなバランスの良い食事や細かく決まった服装のマナー、きちんとされた掃除など「毎日は無理だよね……」と、肩の力を抜いてみることが「生きづらい」生活から逃れる一助になるのかもしれません。
漫画が公開されると、「ほんと大変だけどありがたい国に住んでるなと思う」「どちらも長所と短所があって価値観が広まるのは素晴らしい」「自分のハードル勝手に上げりゃいいけど、他人にまでそれ求めるのは完全に間違ってるよなぁ、と思います」「日本はだからダメ! ではなくそれぞれ良し悪しがあるよね、と冷静に見るスタンスは大事ですよね」など、瞬く間に多くのコメントが寄せられ、海外暮らしを経験したことがある人達からも共感の声が届きました。
記事協力:竹内絢香さん(ツイッター@ayakatakeuchi56/インスタグラムayakatakeuchi56/WEBサイト)
(Hint-Pot編集部)