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フローリングの黒ずみ 原因の多くは皮脂 プロが教える家庭にあるものできれいにする方法

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日々の掃除のポイント まずはホコリや砂を取り除く

フローリング掃除のコツを教えてくれたダスキンの阪口さおりさん【写真提供:ダスキン】
フローリング掃除のコツを教えてくれたダスキンの阪口さおりさん【写真提供:ダスキン】

――日々の掃除などでフローリングをきれいに保つために気をつけるべきポイントを教えてください。

「水拭きをする際に、あらかじめホコリや砂といったゴミを取り除いておきます。最初から水拭きをしてしまうと、ホコリが水と混ざって床に広がってしまうおそれがあるためです。また、砂をこすることで床が傷ついたり、フローリングの溝に汚れが入ってしまったりすることもあります。

 床の素材には、水拭きしてはいけないものがあるので注意が必要です。掃除前に必ず、水拭き可能な床材か確認しましょう。

 ホコリが空気中に舞う可能性があるため、モップや掃除機を使う際は窓を開けて換気を。ただし、換気することでホコリが舞ってしまうようであれば、換気する前にホコリを取り除くのがおすすめです。

 同じ場所ばかり何度も水拭き・乾拭きすると、塗料がはげたり、色が落ちたり、傷がついたりすることがあります。一か所だけ集中してこすらないように心がけましょう。

 水拭きする際は『コの字』を描くように拭くと、拭き残しがなくなります。また、片手に水に浸して固く絞った雑巾、もう片方の手に乾いた雑巾を持ち、交互に水拭きと乾拭きすることで、掃除時間が短縮できるので試してみてください」

――フローリングの床材を傷めないようにするため、「このレベルの状態だったら、プロの手を借りたほうがいい」といった判断基準や目安はありますか?

「『汚れがひどすぎてきれいにする自信がない』『無垢フローリングなので、掃除で傷めないか不安』『床にワックスがけをしたことがない』などのお悩みをお持ちの方は、プロに任せるのがおすすめです。

 日々の暮らしによって、床のワックスは徐々に摩耗していきます。ご自身による普段の掃除に加えて、定期的にプロの専門技術によるメンテナンスを実施することで、床の美しさや清潔さを維持しやすくなりますよ」

(Hint-Pot編集部)