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「素晴らしいトレーニングを受けた」 初来日の米国人夫婦が本場の武道に感動 お土産に買った“サンダル”とは
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柔道や空手など日本の武道は、五輪競技に選ばれることもあり、世界に広がっています。京都で出会ったのは、自国に道場を持ち空手の師範をしているという米国人夫婦。今回、初めて来日したというふたりは、空手を通じて東京で素晴らしい交流を持つことができたそうです。さらに、休暇で訪れた京都では、道着にぴったりのお土産を購入しました。“サンダル”と言って見せてくれたアイテムとなんだったのでしょうか。
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「日本に来たのは今回が初めて」
390メートルあるアーケードの中に、精肉店や鮮魚店から雑貨や衣料小物を扱う専門店まで、さまざまな店が軒を連ねる京都・錦町市場。そこで出会ったのが、米国人のレネさんとジェシカさん夫婦です。
実は、米ヒューストンで空手を教えているというふたり。道場を持っており、組手と形、両方を指導しているといいます。そんなふたりが今回、来日した目的は、やはり空手に関することでした。
「日本に来たのは今回が初めて。日本空手松濤連盟の国際講習会があったのと、帝京大学の師範に会いに来たんだ。東京では素晴らしいトレーニングを受け、最高の友達と会う機会があったよ」(レネさん)
空手は世界に広がっている競技のひとつ。ふたりが指導している米国でも、空手は人気です。空手が海外でも盛んになったのは米国からでした。第二次世界大戦後、日本に駐留していた米国軍兵士が空手を習い、帰国してから広めたことがきっかけだといいます。
錦市場で購入 道着姿にもぴったりなアイテムとは
2週間の滞在を予定していたレネさんとジェシカさんは、そのほとんどを東京で過ごしました。そして、滞在も終盤になり、休暇を利用して京都へやってきたそう。ジェシカさんは、さまざまな店が集まる錦市場で、空手の道着姿にもしっくりくるものを手に入れたと、うれしそうに教えてくれました。
「錦市場では“サンダル”を買ったの!」
そう言って見せてくれたのは、和柄の鼻緒がとてもかわいい下駄でした。道場では裸足ですが、ちょっと外に出るときや大会などの会場で靴を履く必要がある際、下駄なら道着姿にもぴったりでしょう。
下駄は履き慣れないと足指の間が痛くなりがちですが、ジェシカさんが購入した下駄の前坪はやわらかそうな生地でできています。もしかすると、店の人が外国人のジェシカさんのために、心地良く履けるものを選んであげたのかもしれませんね。
初めての日本で、仕事も休暇も満喫した様子のふたり。レネさんによると、「来年7月には、東京、横浜、沖縄で世界大会があるから、また来日する予定なんだ」そうです。次回、訪れる予定の横浜や沖縄も、人気の観光スポットがいっぱい。ぜひ、日本の魅力をもっと知ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)